神社には様々な形の鳥居がありますが、数の少ない珍しい鳥居をご紹介します。
珍しい形の鳥居
- 三柱鳥居(みつばしらとりい)
- 奴禰鳥居(ぬねとりい)
- 唐破風鳥居(からはふとりい)
- 内宮源鳥居(ないくうげんとりい)
- 下宮宗鳥居(げぐうそうとりい)
- 筥崎鳥居(はこざきとりい)
1、三柱鳥居-みつばしらとりい
三柱鳥居は、京都の木島坐天照御霊神社の鳥居です。
春日鳥居を三つ鼎の3本足にした形の鳥居です。
本殿の西側には「元糺もとただすの池」という神池がありますがそこに三柱鳥居がたっています。
三柱になっているので三方から参拝できるようになっていて「京都三珍鳥居」の一つとされています。
2、奴禰鳥居-ぬねとりい
奴禰鳥居は、京都の錦天満宮の末社の「日之出稲荷神社」にあります。
朱塗りの綺麗な鳥居です。
http://nishikitenmangu.or.jp/about/grounds.html
ほかにも奴禰鳥居は、伏見稲荷大社の間ノ峰荷田社にも設置されています。
こちらは石でできた石鳥居です。
3、唐破風鳥居-からはふとりい
唐破風鳥居は、京都御所内の旧九条邸跡の厳島神社にあり国指定重要文化財に指定されています。 「京都三珍鳥居」の一つとされています。
4、内宮源鳥居-ないくうげんとりい
内宮源鳥居は、伊勢鳥居の変形とされています。
八角形の柱をしているのが特徴ですが、それ以外は伊勢の神宮の鳥居と同じです。
京都の吉田神社の斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)にある「東神明社」御祭神天照皇大神(あまてらすおおみかみ)の鳥居です
鳥居に掲げてある扁額の文字には「内宮源」と「外宮宗」と記されています。
5、外宮宗鳥居-げぐうそうとりい
外宮宗鳥居は、伊勢鳥居の変形とされています。通常はない島木が付けられています。
京都の吉田神社の斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)にある「西神明社」御祭神は豊宇氣比売神(とようけひめのかみ)の鳥居です。
鳥居に掲げてある扁額の文字には「外宮宗」と記されています。
京都の吉田神社の末社とされている斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)では、日本国中三千餘座天神国神八百万神全ての神様をお祀りしているのです。なので大元宮を参拝すると日本全国の神様をお参りすることができるとされています。
6、筥崎鳥居-はこざきとりい
筥崎鳥居は、福岡の筥崎宮(はこざきぐう)の一の鳥居です。慶長14年(西暦1609年)に、当時の藩主の黒田長政が建立したとされています。
筥崎鳥居の形状は、柱が三段に切れており、下肥りに台石に続いています。
笠木と島木は1つの石材で造られ、先端が反り上がり貫と笠木の長さが同じです。
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