第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
オンラインは初級と三級のみ
二級と一級は会場受験のみ
にほんブログ村 資格ブログ 歴史・文化系資格へ
にほんブログ村


神社・仏閣ランキング

詳細はこちら
PR

4-52 厄払いについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】

厄年は、人が一生のうちで三回通過するといわれます。地域によっても多少の違いがありますが、数え年で一般に男性は25歳と42歳と61歳、女性は19歳と33歳と37歳です。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第4章の52厄払いについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

 

広告

厄年

厄年の年齢は、成人の頃から一定の周期を巡った年をいいます。

家庭的にも対社会的にも転機を迎えやすい時期などで、肉体的にも変調をきたしやすい年齢にもあたることから、男性の42歳女性の33歳大厄・本厄とされています。

厄年は、古来より災難に見舞われやすい慎むべき年とされています。

厄年は、十二支とも密接な関係があるとされ、罪穢れで疲弊した生命力を蘇らせ新たな十二年を迎えるという意味もあります。

厄年の年齢は、一般に男性は25歳と42歳と61歳、女性は19歳と33蔵と37歳とされています。

また、地域によっても多少の違いがあるようです。

巫女
巫女

厄年の前後の歳を前厄、後厄といいます。

厄年の年齢は「数え年」です。

数え年は、生まれたときがすでに1歳であり、元日に1つ歳を取るという考え方をします。

その年の誕生日前であれば実際の年齢に2つ足し、後であれば1つ加えることになる考え方です。

厄祓い

厄払いは、厄年にあたる人が神社に詣でて、厄祓いをしていただき災難からお守りいただくものです。

本来厄年は、還暦や古希などの年祝いと同じとされ、晴れの歳であるともいわれています。

厄年を迎えるということは、地域社会において一定の地位と役割をもつことを意味しました。

そうして神社のお祭りや運宮に関わったり、神輿担ぎなどの神事に参加することも意味していました。
そのため心身を清浄に保つ物忌に服する必要があったのです。

物忌-ものいみ

物忌とは、神様を迎え神事を斎行するにあたり、一定期間、潔斎を行うことです。

祭りのためや、災厄から逃れるため一定期間に食事や行動を慎み不浄を避け、また家の内にこもるなどして過ごすことです。

民間においても、同様の作法が行われていた。祭りの関係者は祭りの前一定期間は歌を歌わない、肉食をしない、下肥を扱わない、などという習慣が行われていた。また、地域によりキュウリゴマなどの摂取を禁止する例もある。

その他に季節ごとの神の来訪に合わせた物忌みが行われていた。例えば神津島では旧暦1月24日夜に海から訪れる神を迎えるため、20日ごろから山に入ることを控え、当日は仕事を休み、物音を立てないようにし、夜間は明かりもつけず、戸を開けることもしないという物忌みが現在も行われている[6]

祭の中心となる頭屋などには特に長期にわたる物忌みが要求され、やはり散斎と致斎の期間が設けられていた。致斎の期間には特に穢れを防ぐため、精進小屋などで別火生活が行われた。

引用:ウィキペディア 物忌み

物忌み - Wikipedia
鹿島の物忌様

茨城県の鹿島地方には、神事に携わる物忌様という位の高い女性がいたそうです。

「も」 物忌さまは 神様のお妃 - 鹿嶋市ホームページ

 

役年

厄年の「厄」は、神様にお仕えする役目の意味の「役」で、「役年」の意味で使われる場合もありました。

巫女
巫女

芸能界では役が付く、大役を貰う等とも言われています。

現在では、新築や新しく事を起こすことを慎むべきなどといわれ、恐れられ嫌がられるなどの印象が強くなっているようです。

厄年(役年)は、大きな節目となる重要な人生儀礼なのです。

厄年の風習

厄年に行われる行事は、地域によって様々あるようです。

  • 罪穢れを祓うために神社でお祓いを受ける
  • 親戚縁者、友人知人にふるまい厄を少しづつ持って行ってもらう
  • 小銭をわざと落とし、誰かに拾われることで厄を落とす
  • 節分で豆や餅などを撒き、厄を落とす

厄払いについての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1
巫女
巫女

以下の厄年の脱明として間違っているものを選んでください

1.肉体的な変調をきたしやすい年齢とされてきた

2.家庭的にも社会的にも転機を迎えやすい年齢とされてきた

3.慎むべき年で、神事に関わってはならないとされた

4.数え年の男性42歳と女性33歳は本厄とされている

 

神主
神主

答えは3 間違っている

過去の試験での出題

  1. 平成25年6月2日 第2回神社検定 問35

 

厄払いについての10問クイズ


初級編(簡単な問題)

  1. 厄払い(やくばらい)とはどのような目的で行う神事ですか?
    A) 厄年とされる年齢に訪れる災いや不運を避けるため
    B) 新年を祝うための儀式
    C) 神社の建築物を清めるため
    D) 地域の豊作を祈るため
    答え: A) 厄年とされる年齢に訪れる災いや不運を避けるため
  2. 厄年として一般的に男性が該当する年齢は何歳ですか?
    A) 20歳
    B) 25歳
    C) 42歳
    D) 60歳
    答え: C) 42歳
  3. 厄払いを行う場所として最も適しているのはどこですか?
    A) 氏神様を祀る神社
    B) 自宅の庭
    C) 親戚の家
    D) 公共施設
    答え: A) 氏神様を祀る神社

中級編(少し難しい問題)

  1. 女性の厄年として一般的に最も大きな厄とされる年齢は何歳ですか?
    A) 19歳
    B) 33歳
    C) 40歳
    D) 50歳
    答え: B) 33歳
  2. 厄年の前後を合わせて3年間を特に注意する年と呼びますが、その年の名称は何ですか?
    A) 前厄、本厄、後厄
    B) 初厄、中厄、終厄
    C) 小厄、大厄、再厄
    D) 本年、準厄、翌厄
    答え: A) 前厄、本厄、後厄
  3. 厄払いの際に神職が行う重要な儀式の一つは次のどれですか?
    A) 祓(はらえ)
    B) 献饌(けんせん)
    C) 神輿巡行
    D) 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    答え: A) 祓(はらえ)

上級編(難しい問題)

  1. 厄年が重要視される理由として正しいものはどれですか?
    A) 心身が変化しやすく、災厄が訪れる可能性が高いと考えられるため
    B) 古代日本の農耕儀式から派生した行事だから
    C) 神職の昇進に関係する年齢だから
    D) 新しい家族が増える年とされているから
    答え: A) 心身が変化しやすく、災厄が訪れる可能性が高いと考えられるため
  2. 厄払いの際に用いられる「御幣(ごへい)」の目的は何ですか?
    A) 神の力を受けるための清めの道具
    B) 神輿を飾る装飾品
    C) 神職の儀式用衣装
    D) 参拝者が持ち帰るお守り
    答え: A) 神の力を受けるための清めの道具
  3. 厄払いの際、参拝者が祈願後に受け取ることが多いものは何ですか?
    A) お守りやお札
    B) 鏡
    C) 神職の祝詞の記録
    D) 提灯
    答え: A) お守りやお札

超難関編(非常に難しい問題)

  1. 厄年が江戸時代以降に広まった背景として最も関連性が高いのはどれですか?
    A) 社会的に年齢が生活の節目として重要視されるようになったため
    B) 武士が戦勝祈願の一環で行ったため
    C) 農耕儀式から発展して地域行事になったため
    D) 仏教との融合により厄除けの考え方が広まったため
    答え: A) 社会的に年齢が生活の節目として重要視されるようになったため

コメント

タイトルとURLをコピーしました