神社の神職は、宮司(ぐうじ)を最上位として、権宮司(ごんぐうじ)、禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)の順に職階が定められています。
現在では一般的に神職(しんしょく)、神主(かんぬし)と呼ばれています。
ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第4章の54神職について教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。
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神職 神主
神事や神社の運営に携わる神職は、時代や場所によって呼び方が変わって、祝(はふり)や大夫(たいふ、たゆう)などの呼び方がありました。
現在では一般的に神職(しんしょく)、神主(かんぬし)と呼ばれています。
神職は、宮司(ぐうじ)を最上位として、禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)の順に職階が定められています。
権禰宜の権とは「副、仮の」という意味です
神社によっては、宮司を補佐する権宮司という役職が置かれている場合もあります。
宮司を引退した後に、長年の功績をたたえて名誉宮司(めいよぐうじ)として呼ばれる場合もあります。
このほか、神職の見習い的な出仕(しゅっし)という職階もあります。
神職の資格
神職になるには、資格が必要です。
神社本庁傘下の神社の場合では、神社本庁の試験に合格する必要があります。
他に、東京の國學院大學、三重の皇學館大学などの神職養成機関で必要単位を取得したうえで必要な実習を修了しなくてはなりません。
神職の階位
神職の階位は、神道の徳目である
「浄き明き正しき直き心(きよきあかきただしきなおきこころ)」
にちなみ、
浄階(じょうかい)
明階(めいかい)
正階(せいかい)
権正階
直階(ちょくかい)
の五つのランクがあります。
いずれも神社本庁の検定委員会が試験や経験などによって決めるものです。
この階位によって、勤務できる職階が決まっています。
神職の身分
神職には、階位や職階と経験、業績によって定められる身分もあります。
これは、特級から一級、二級上、二級、三級、四級までの6ランクに分けられています。
身分によって、身に付ける装束の色や形、日常の衣装の袴の色も決まっています。
袴の色
神職の着用する袴には、級による違いもあり、特級は文様入り白、一級は文様入り薄紫、二級上は文様入り紫、二級は文様なし紫、三級と四級は文様なし浅葱(あさぎ)色です。
出仕は無地の白の袴を着けることが多いようですが、特級は地紋入りの特別な白です。
※神社職員や総代、氏子などの関係者は白、灰、松葉、紺、小豆色などを着けている場合もあります。
神職についての問題です
これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。
問題1
神職の職階で正しくないものはどれでしょう?
- 宮司
- 禰宜
- 禰宜
- 門主
答えは4 門主
過去の試験での出題
- 平成24年6月3日 第1回神社検定 問37
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