第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
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4-55 巫女さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】

神社で働く巫女さんの奉仕する姿や、眩い緋色の袴の色彩など若い女性のその姿は神社に於いて華やぎを与えてくれる存在ですが、巫女は神職ではありません。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第4章の55巫女さんについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

 

 

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巫女 (みこ)

巫女さんとは、白衣に緋色の袴を着け、長い黒髪を水引などで束ねてたくさんの神社で奉仕されている女性の職名とされています。

巫女さんは未婚の若い女性が多く、正月などの繁忙期には臨時の募集もあります。

巫女さんの奉仕する姿や、眩い緋色の袴の色彩など若い女性のその姿は神社に於いて華やぎを与えてくれる存在ですが、巫女は神職ではありません。

資格をもつ女性の神職とは違い、巫女はあくまで神職を補助する立場なので、奉仕する際に資格は必要ありません。

ただし、神職とは違うといっても、神様に奉仕する立場に変わりはありません。

巫女は資格が必要ないので、それぞれの神社によって独自の規定によって採用され、神前での作法や巫女舞、神事に関することなどは、各神社によって教育されています。

巫女さんになりたいあなたへ

以下は、私の経験上、神社で働く際に求められることが多かったポイントです。

神社に求められる要素
履歴書にアピールすると良いポイントです

  • 言葉遣いや態度、謙虚な姿勢、素直な心を持っています
    親族経営が多いので、驚くよあります。嫁に行ったつもりでいると良いです。
    もちろんですが、情報漏洩はしないようにしましょう。
  • 綺麗な字が書ける、書道経験者
    御札や御朱印、宛名、張り紙など需要が多いです。
    又、メモ用紙が人目にさらされる機会が多くあり、字が綺麗だと得です。
  • 雅楽に挑戦する気合がある
    結婚式や祭典時に需要があります。
    長く勤務していると、笛や太鼓など習う機会があるかもしれません。
  • 体力がある
    貧血があると、土日祝祭日や大安、戌の日など欠勤しづらい日があります。
    又、大きな祭典の準備は、イベント運営のようなもので大変忙しくなります。
  • 茶道・華道の経験がある
    名士の方が多く訪れ、お茶を出したり対応する機会があるため、所作が美しい方が良いです。
  • 忍耐力がある
    境内には人目が多く、少人数経営、家族運営が多い職場です。
    又、転勤が皆無の職場であるため、神職とは長い付き合いになります。※結婚予定がある方は、先に申告しておきましょう。
     又、情報漏洩の懸念があるため、他の神社と深い関りが無い方が良いです。

    以上、私の場合、働いてみて結構なギャップがありました。
    履歴書を出そうとしているあなたのお役に立てれば幸いです。

 

巫女の仕事

巫女さんの仕事は、お守りやお札、御朱印の授与の他、祭典時の巫女舞や、出張祭典などがあります。

場合によっては事務的作業(受付、案内、祭典時のDM発送など)や、電話対応(お祓いや地鎮祭などの問い合わせなど)、給仕や雑用、掃除など多岐にわたります。少人数の神社では、仕事が多くある傾向にありますので、いつも座ってばかりの勤務という訳にはいかないことが多いようです。

又、袴を着用していると夏は暑く、裾から虫が入って刺されることも多くあります。神社の境内には緑が多いので、蚊に悩まされるのが常です。又、御手洗いに行く場合は、慣れてくると袴の片方だけをずらすという時短テクニックも身に着きます。

境内を移動している際に、カメラを持った人にベストショットを狙われる場合も多く、何というか気が抜けないです。又、話している内容も聞かれている場合が多く、言葉遣いにも神経を使います。

 

巫女の定年

巫女さんに定年はあるのでしょうか?神社によって規定があれば定年になりますが、若い女性が多いため、結婚して退職する方がほとんどです。又、中には神職になり、奉仕を続ける方もいます。

結婚した先が神社の場合、神職の資格を取得して家族で神社を守っていくという方もいらっしゃいます。神職の資格は、一定の研修を受けて取得することができます。(申請や諸条件あり)

 

巫女の転職

私の見たケースでは、巫女さんをやめて他の職種へ転職する方がほとんどですが、他の神社へ転職する方もいました。

一人は、京都の大きな神社へ移られました。もう一人は、28歳で定年のお宮に勤務していたため、会社形態の雇用制度がある大きな神社へ転職しました。

その神社は売店やネット運営などの部門の人材も必用なため、巫女の定年(20代後半)の後は、職員として65歳まで働き続けることができるそうです。

 

巫女バイト・臨時バイト

神社では、正月に巫女バイトを大量に募集する場合があります。

書道をしていて御朱印を書ける方や、男性でも書道家の方は重宝されます。

神職の傍で御祈祷の際、手伝いをする場合もあるようです。

又、座り仕事だけではなく、拝殿の掃除や段ボール箱の搬入などの仕事はあるようです。

夏は虫刺されにも悩まされることも多くあります。

(マンガ『神社のススメ』の作者は、実際に巫女さんで体験に基づく作品となっています。)

巫女についての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1
巫女
巫女

巫女さんの説明で正しくないものはどれでしょう?

  1. 巫女さんになるには資格が必要
  2. 巫女さんと神職が行うことには違いがある
  3. 古代においては、神様のお告げを聞き神意を伝える重要な存在だった
  4. 多くの神社で、白衣に緋色の袴を着けて奉仕している

神主
神主

答えは1 資格は必要ない

過去の試験での出題

  1. 平成24年6月3日 第1回神社検定 問38

 

巫女さんについての10問クイズ


初級編(簡単な問題)

  1. 巫女(みこ)さんの主な役割は何ですか?
    A) 神職を補佐し、神事や神社の運営を手伝う
    B) 神社を訪れる観光客の案内を行う
    C) 参拝者の願い事を聞いて祈祷する
    D) 地域住民のために収穫祭を計画する
    答え: A) 神職を補佐し、神事や神社の運営を手伝う
  2. 巫女さんが神事で着用する伝統的な服装は何ですか?
    A) 白衣(はくえ)と赤袴(あかばかま)
    B) 洋装の制服
    C) 紋付袴(もんつきばかま)
    D) 黒い法衣
    答え: A) 白衣(はくえ)と赤袴(あかばかま)
  3. 巫女さんが行う儀式で、神前で舞を奉納するものを何と呼びますか?
    A) 神楽(かぐら)
    B) 修祓(しゅばつ)
    C) 献饌(けんせん)
    D) 祝詞奏上(のりとそうじょう)
    答え: A) 神楽(かぐら)

中級編(少し難しい問題)

  1. 巫女さんの歴史的な起源として正しいものは次のどれですか?
    A) 古代の巫(かんなぎ)が神の言葉を伝える役割を担ったことから始まった
    B) 平安時代に貴族の家庭内で奉仕する女性から始まった
    C) 鎌倉時代に武士が創設した制度から始まった
    D) 明治時代に神社制度の一環として制定された
    答え: A) 古代の巫(かんなぎ)が神の言葉を伝える役割を担ったことから始まった
  2. 巫女さんが神社で行う「おみくじ」や「御札」の授与の役割を持つ理由として正しいものはどれですか?
    A) 神様の御利益を参拝者に伝えるため
    B) 神社の収益を確保するため
    C) 神職の指示に従うだけの形式的な理由
    D) 参拝者との交流を促進するため
    答え: A) 神様の御利益を参拝者に伝えるため
  3. 巫女さんが神楽舞で持つことが多い道具として正しいものはどれですか?
    A) 鈴(すず)
    B) 刀(かたな)
    C) 太鼓(たいこ)
    D) 提灯(ちょうちん)
    答え: A) 鈴(すず)

上級編(難しい問題)

  1. 巫女さんが行う「湯立神楽(ゆだてかぐら)」とはどのような儀式ですか?
    A) 熱湯を用いて清めと祈祷を行う儀式
    B) 舞台で神楽を披露する芸能的な儀式
    C) 神社の御神木を清める儀式
    D) 神輿を担ぐ前に行う儀式
    答え: A) 熱湯を用いて清めと祈祷を行う儀式
  2. 巫女さんになるための資格条件として一般的に正しいものはどれですか?
    A) 未婚の女性であること
    B) 神職の資格を有していること
    C) 大学で神道を専攻していること
    D) 家系が神職であること
    答え: A) 未婚の女性であること
  3. 巫女さんが関わる「御霊移し(みたまうつし)」の儀式の目的として正しいものはどれですか?
    A) 神様の御霊を他の場所や物に移す儀式
    B) 神楽舞を終了する儀式
    C) 新しい巫女が就任するための儀式
    D) 神社の再建を祝うための儀式
    答え: A) 神様の御霊を他の場所や物に移す儀式

超難関編(非常に難しい問題)

  1. 現代の巫女さんの役割が江戸時代以降に変化した理由として正しいものはどれですか?
    A) 社会構造の変化により、神託を伝える役割から神職の補佐や奉仕に特化したため
    B) 明治時代の神仏分離令により新しい役割が与えられたため
    C) 鎌倉時代の武士文化の衰退により役割が縮小したため
    D) 平安時代の貴族文化の崩壊による影響
    答え: A) 社会構造の変化により、神託を伝える役割から神職の補佐や奉仕に特化したため

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