第11回神社検定令和5年6月25日オンライン開催決定!

第11回神社検定は令和5年6月25日オンライン開催です。
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5-61 正月飾りについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 〜 神社のいろは独学(61)

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この記事では、正月飾りについてまとめました。
昔は12月13日が「すすはらい」で、家中の大掃除をすませお正月を迎える準備をしました。

「一夜飾り」は正月飾りを大晦日に行うのは神様に失礼にあたると考えられ嫌われました。

地域によっては、神棚とは別に歳徳棚(恵方棚)を設けるところもあります。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第5章の61正月飾りについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

第11回神社検定は、令和五年6月開催予定!

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歳神様 年神様

神社検定テキスト『神社のいろは』によりますと、年神様(としがみさま)は、私たちのご先祖であると考えられています。

巫女
巫女

古くから日本人は、人が亡くなってもその魂はその土地にとどまり愛する人や子孫と共に生き、その幸せを見守り続けてくれていると考えてきました。神社検定三級テキスト神社のいろは

御先祖である年神様は、地域を望むことのできる山にとどまっておられると信じてきました、

そして、正月やお盆の時季に子孫と交流するために降りて来られると考えていたそうです。

♪正月様どこまで なんとか山の下まで♪

と、子供たちが待ち遠しく歌っていたと伝わります。

 

お盆は仏教行事という印象がありますが、古来日本人の祖霊に対する考え方に基づいています。

(海の彼方から来るとされている地域もあります。

精霊流しは、海の彼方から来た祖霊を送る行事ということです。)

古語拾遺 大歳神

古語拾遺による大歳神の説話です。

田の神である大地主神が、耕作人に牛を食べさせたことに立腹し、イナゴを放ち収穫を台無しにしてしまいます。

古語拾遺による大歳神のイメージは、自在に災害を起せる荒ぶる自然神とされています。

また流行り病である疱瘡の神ともされています。

 

陰陽道 歳徳神

陰陽道での歳徳神とは、人の運命を司る神とされています。

歳徳神が来る方位を恵方「明の方」と呼び、そちらに向け歳徳棚を供えました。

 

頗梨采女(はりさいじょ)

歳徳神のお姿は、美しい女神とされる場合もあります。

頗梨采女(はりさいじょ)は、牛頭天皇の后でありスサノオノミコトの后と考えられます。

櫛稲田姫と同一ともされています。

 

 

老夫婦 翁

東北の一部の地方では、能の高砂に出てくるような老男老女で、左義長(どんど焼き、さえのかみ)の煙に乗って帰って行く姿が見えるという伝承があります。

 

煤払い-すすはらい

昔からお正月を迎える準備として12月13日煤払い(すすはらい)が行われます。

正月飾りを大晦日に行うのは、神様に失礼にあたると考えられ、一夜飾りといって嫌われました。

そして注連飾りを付けて、お供え餅、米、酒、塩を供え年神様をお迎えします。

煤払い | 神社本庁
煤すす払はらい煤払いという行事をご存じでしょうか。これは1年に1度、家の煤を払い、内外の掃除をすることをいいます。全国的に12月13日に行われることが多く、まもなく新年を迎えることから、併せて大掃除を…
巫女
巫女

地域によっては、神棚とは別に歳徳棚(としとくだな)を設けるところもあります。

歳得棚とは、恵方棚ともいい歳徳神(としとくじん)をまつるための神棚のことです。

正月に年神様が恵方から来るとの思想に基づき、その年の恵方の鴨居に設置し注連縄、松竹、供物、灯火などを供えます。

毎年作り加えるもの、お寺などで常設のものがあります。

老舗では天井からつるして全方位対応に作ったものもあります。

しめ飾り

正月の注連飾りは、一般的な形としては、注連縄に紅白の紙垂をつけます。

更に裏白、ゆずり葉などの植物や、橙などの果物、他には海藻や海老などが付いたものもあります。

裏白-うらじろ

裏白は正直潔白、夫婦円満を意味する縁起ものです。

葉の表は濃い緑で常緑のままで長寿を表します。葉の裏が白いため「裏がない」という潔白の意味と、「白髪」の意味ともされています。二葉相対ですので夫婦円満として、葉の裏が白いので夫婦とも白髪にも通じ、おめでたいものとされています。

ゆずり葉

ゆずり葉は、新葉が開いてから古葉が垂れ下がり譲る形になるため、家督をゆずり絶やさないことと子孫繁栄を意味する縁起ものです。

橙は音が「代々」に通じるため、家系が代々栄える子孫繁栄を意味する縁起ものです。

海老

海老は長寿であることを意味する緑起物であり、腰の曲がった姿は翁に似ているため不老不死を意味し、伊勢エビは「威勢」に音が通じるとされています。また、神様への神饌でもあります。

門松

門松は、年神様をお迎えするための依代ともいわれています。

歳神様が家に降りてくる目印となるほか、新年を迎える象徴とされます。

門松は、長さを違えた竹を松で束ね、梅の葉をあしらい荒縄で縛るのが一般的な形とされています。

左右対にして飾るようになったのは江戸時代からです。

向かって左側には雄松、右側に雌松を置くのが正式とされています。

雄は縦に長く整え、雌は広がるように作るとされています。

巫女
巫女

「松は千歳を契り、竹は万代を契る」とされ、依代が永遠に続<事を願い作られたものとされています。

竹の節を斜めに切った切り口は、「笑った口」を表し「笑う角には福来たる」という意味もあるそうです。

鏡餅

正月には鏡餅を飾ります。

日本の主食である稲の収穫に感謝し、豊作を祈るためです。

古来より、穀物はご先祖から贈られたものと信じられきました。

よって、穀霊は祖霊の変化したものと考えられてきたという説があります。

餅花

くろもじの木や稲藁などに小さく切った餅を付けて、花のようにしたものが餅花です。

神棚や床に祀ります。

稲藁で作った餅花は稲穂のように垂れ下がります。

春になると新たな命を咲かせる「花」をも象徴します。

雑煮や汁粉

鏡餅は、無病息災を祈って神様からのお下がりをいただき食します。

巫女
巫女

この餅を食べると、生命の更新が図られると考えられています。

鏡開きの日は地域によってさまざまですが、大抵はお雑煮やお汁粉で食べます。

京都近郊では1月4日が多く、北海道地方では1月7日に行うところもあります。

東北、関東、九州の一部の地域では1月11日に行うところもあります。

関西を中心に1月15日に行う地域が多いようです。

巫女
巫女

竿の先に餅を付けて焼く「ワーホイ」という慣わしもあります。

お焚き上げ どんと焼き

正月飾りは七日の七草までお飾りします。

小正月(15日)に行われるどんど焼きなどでお焚き上げされます。

地域によっては一年間飾っている地方もあります。

どんと焼きの他にも地域によって呼び方が違います。

道祖神祭、さいと焼き、鬼火たき、ワーホイ等とも呼ばれています。

 

正月飾りについての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1

門松や注連飾り、鏡餅などの正月飾りは年神様をお迎えするためのものです。

年神様は、正月様、歳徳様などとも呼ばれます。

新しい年に豊かな実りをもたらす神様で(  )と考えられ、古くからの信仰に基づくものです。

巫女
巫女

(  )に入る言葉として最も適切なものはどれでしょう

  1. 水の神様
  2. 地域の御霊
  3. 土の神様
  4. 祖先の御霊
神主
神主

答えは4 祖先の御霊

過去の試験での出題

  1. 平成25年6月2日 第2回神社検定 問38
神社のいろは独学 【全80回】 公開日
(1)1-1 鳥居についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年6月20日
(2)1-2 御本殿、拝殿について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年6月25日
(3)1-3 玉垣と千木、鰹木について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年7月3日
(4)1-4 ご祭神と氏神さまについて教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年7月25日
(5)1-5 境内にある小さなお社について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年8月3日
(6)1-6 神宮、大社の名称について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年8月16日
(7)1-7 狛犬、石灯篭、について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年8月29日
(8)1-8 神社の紋章について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月1日
(9)1-9 社殿の種類について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月16日
(10)2-10 手水についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月17日
(11)2-11 お賽銭と参拝と鈴についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月18日
(12)2-12 拝礼と柏手についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月20日
(13)2-13 鏡と御幣についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月20日
(14)2-14 真榊と五色布についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月22日
(15)2-15 絵馬とおみくじについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月25日
(16)2-16 御札お守りと神様の数え方についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月2日
(17)2-17 破魔矢についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月5日
(18)2-18 昇殿参拝の作法①についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月8日
(19)2-19 昇殿参拝の作法②についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月10日
(20)2-20 昇殿参拝の作法③についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月12日
(21)2-21 昇殿参拝の作法④についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月15日
(22)3-22 仏教が神社に及ぼした影響についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月22日
(23)3-23 八幡さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月27日
(24)3-24 お稲荷さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月29日
(25)3-25 天神さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月5日
(26)3-26 熊野神社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月6日
(27)3-27 お諏訪さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月7日
(28)3-28 祇園さん天王さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月14日
(29)3-29 白山さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月15日
(30)3-30 日吉さま、山王さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月19日
(31)3-31 香取さま、鹿島さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月19日
(32)3-32 春日さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月29日
(33)3-33 愛宕さん秋葉さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年12月2日
(34)3-34 こんぴらさんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年12月5日
(35)3-35 住吉さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年12月8日
(36)3-36 宗像さま厳島さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年2月27日
(37)3-37 熱田さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月11日
(38)3-38 出雲大社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月11日
(39)3-39 賀茂社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月13日
(40)3-40 貴船神社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月14日
(41)3-41 松尾大社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月15日
(42)3-42 浅間さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月15日
(43)4-43 神社のおまつりについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月15日
(44)4-44 恒例の大祭についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月16日
(45)4-45 臨時の大祭についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月17日
(46)4-46 中祭についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月17日
(48)4-48 お祭りの基本的な順序についておしえてください①②③【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月19日
(49)4-49 神輿についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月20日
(50)4-50 6月12月の大祓についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月23日
(51)4-51 初宮詣でと七五三についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月23日
(52)4-52 厄払いについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月29日
(53)4-53 神前結婚式についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(54)4-54 神職についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(55)4-55 巫女さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(56)4-56 神職の持ち物、履物についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(57)4-57 神職の服装についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(58)5-58 神棚の祀り方①お神札の納め方についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月3日
(59)5-59 神棚の祀り方②しめ縄についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月3日
(60)5-60 神棚の祀り方③毎日の参拝についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月4日
(61)5-61 正月飾りについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月5日
(63)5-63 神葬祭について【神社のいろは-独学神社検定】 2022年11月26日
(64)5-64 神道のお墓、霊号についておしえてください 2022年9月28日
(65)5-65 忌中の際の神社への参拝について【神社のいろは-独学神社検定】 2023年5月23日
(66)5-66 神葬祭に参列する際のマナーについて 2023年5月23日
(67)5-67 地鎮祭、上棟祭、竣工祭について① 2023年5月23日
(68)5-68 地鎮祭、上棟祭、竣工祭について② 2023年5月23日
(69)6-69 神宮とは何か 2023年5月24日
(70)6-70 神宮のお祭りについて 2023年6月14日

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