復習になりますが神社で行われるお祭りの基本的な流れをまとめました。
ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第4章の㊽神社のおまつりについて教えてくださいのテキストの問題と解説を暗記しやすいようにアプリでも見やすくまとめてみました。
第11回神社検定は、令和五年6月開催予定!
お祭りの基本的な順序
- 神様をお招きします。
- 神饌をお供えします。
- 祝詞を奏上します。
- 参拝者が拝礼します。
- 直会を行います。
神社では、神職や巫女の他、職員などがお祭りの準備をします。
総代や世話人、氏子が一緒に準備をする場合もあります。
神輿会が神輿渡御の準備を手伝う場合もあります。
社殿や境内の清掃
神社の社殿や境内は、平素から清浄に保たれていますが、祭りの前にはさらに清掃し、より一層清浄さが増すように努めます。
注連縄を張り替えたり、紙垂を取り換えたりする場合もあります。
また、参道などの氏子地域でも協力して、交通整理や、注連縄を張り巡らせたり、榊を飾るなどして、お祭りの準備をする場合もあります。
神職と参加者が拝殿に向かって参進する場所に着く
祭典奉仕する神職は、前夜から境内の斎館などに籠って潔斎し、身も心も清らかに
してお祭に臨みます。潔斎する期間はお祭りによって異なります。
参列者も心構えをし、正装で参列します。手水を済ませて身を清めて場所に着きます。
神職と参列者は祓所(祓戸)に進み、大麻などでお祓いを受けます。
この後、拝殿に進んで所定の座につきます。
参列者が多い場合などは、神職と参列者の代表が、祓所で修祓を受けます。
参列者は、神職と参列者代表の到着後、お祓いを受けます。
宮司一拝
神社の宮司が御本殿に向かって拝礼をします。
御本殿の御扉を開くー警蹕(けいひつ)
神様と親しく対面するために、ご本殿の御扉を開きます。
このとき神様のお出ましの時に、警蹕(けいひつ)があげられます。
祭祀に参加している者に対して畏みをうながすものでと神職が「お~」などと独特の声を発するものです。
このとき参列者一同は、頭をたれて敬虔(けいけん)の意を表します。
献饌(けんせん)
塩、米、水の他に海の幸、山の幸、畑の幸など神饌(しんせん)をお供えします。
祝詞奏上
宮司が祝詞奏上します。
献幣(けんぺい)
神様に幣帛(へいはく)をお供えします。
神楽奉納
神様に舞などの神楽を奉納します。
玉串拝礼
宮司はじめ神職、参列者が神様に玉串を奉天します。
撤幣(てっぺい)撤饌(撤饌) 御扉を閉める
幣帛や神饌をお下げします。
神職が御扉を閉めます。
宮司一拝
宮司が一拝します。
参列者も宮司に合わせて拝礼します。
直会(なおらい)
御神酒をいただいたり、場所を移して会食したりします。
退出
無事にお祭りが終了し、退出します。
お祭りの基本的な順序についての問題です
これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。
問題1
多くの場合、お祭りでは神様と親しく対面するために、ご本殿の御扉が開かれます。この神様のお出ましのときに、「お~」などと神職が独特の声を凭します。祭祀に参加している者に対して畏みをうながすものですが、これを何というでしょうか。
- 警戒
- 口笛
- 畏怖
- 警蹕
答えは4 警蹕
過去の試験での出題
- 平成24年6月3日 第1回神社検定 問33
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