第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
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3-24 お稲荷さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】

全国的にお宮(神社)があるお稲荷さんについて学びます。総本山は京都の伏見稲荷大社で、主祭神は宇迦之御霊大神うかのみたまのおおかみです。

稲荷神社は日本で最も数が多く3万社以上あり全国の神社の三分の一を占めています。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第3章の㉔お稲荷さんについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

 

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お稲荷さんについて

全国に多いお稲荷さんのご祭神の名前は、宇迦之御霊大神保食神うけもちのかみ御食津神みけつかみなどをご祭神としています。

この神々の名についている「うか」「うけ」「け」などの言葉は、食べ物を意味しています。

「稲荷」とは、稲を表し「稲成り」「稲生り」というように神が稲をになっているという意味から「稲荷」という字になっていったといわれています。

伏見稲荷大社には、数多くの朱塗りの鳥居があります。願い事が「通る」「通った」というお礼の意味から江戸時代以降に鳥居を奉納することが広がったためといわれています。

農業の神、商売の神、漁業の神

古くからお稲荷さんは、農業の神様として広まってきましたがその後、商売繁盛の神としてや漁業の神としても信仰されていきます。

江戸時代になると、町や商店には朱塗りの鳥居とお稲荷さんの社が作られるようになります。

田の神、山の神

お稲荷さんには狐が多く祀られています。この狐は眷属でもあり、神様のお使いとされています。

「田の神」は、春になると山から降りてこられ、秋になり収穫が終わると山に帰り「山の神」になるとされていました。

狐は春になると山里に多くみられるようなることから、「田の神・山の神」のお使いであるお稲荷さんの神使とあるとされ又、御食津神みけつかみが三狐津神と記述され、狐は神聖視されていきました。

初午祭

毎年2月の最初の午の日は「初午祭」が行われます。

これは、711年(和銅4年)の2月の午の日に、稲荷神が稲荷山三ヶ峰に鎮座されたことが由来とされています。

初午のお詣りは「福詣」とも呼ばれており、商売繁昌や家内安全を願う人々で賑わいます。

平安時代に京都の人が熊野詣の帰りに伏見稲荷に立ち寄り、杉の小枝をいただき身につける習慣が縁起物の「しるしの杉」となり、初午に有料で授与されます。

各家庭では稲荷神を招来するものとされて祀られます。

荼枳尼天

平安時代には、仏教の荼枳尼天だきにてんと習合され東寺の鎮守神にもなりました。

寺院では、曹洞宗の豊川稲荷などでも初午の行事が斎行されています。

主祭神 御祭神

主祭神は「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」

宇迦之御魂大神の名の他に、「保食神(うけもちのかみ)、御食津神(みけつのかみ)」などがお祀りされていることもあります。

いずれも「うか」「うけ」「け」という、食物の意味を持ちます。

このほかに、佐田彦大神さたひこのおおかみ大宮能売大神おおみやのめのおおかみ田中大神たなかのおおかみ四大神しのおおかみを合わせ祀り稲荷大神と総称されます。

起源・発祥

『山城国風土記』によると、711年(和銅4年)に秦公伊侶具はたのきみのいろぐが餅を的にして矢で射たところ、餅は白鳥になり山の峰に飛んでいきました。この山は稲荷山で重要な神域の一つです。

白鳥が降りた場所には稲がたわわに実っていたという記述があり、「イナリ」の社名になって伏見稲荷大社の創祀とされています。

お稲荷さんについての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1

古くから日本人は「○○○」は春になって山から降りてこられ、また、秋になって収穫が終わると山に帰って「山の神」になられると考えていました。

巫女
巫女

「○○」にはいるものは以下のどれでしょうか?

  1. 川の神
  2. 火の神
  3. 田の神
  4. 木の神
神主
神主

答え 3 田の神

問題2

2月最初の初午祭での「験の杉」も有名です。宇迦之御魂神を主祭神とする京都の神社とは以下のうちどれでしょうか?

  1. 大原野神社
  2. 伏見稲荷大社
  3. 上御霊神社
  4. 梅宮大社
神主
神主

答えは2 伏見稲荷大社

問題3

日本で最も数が多い神社ともいわれ、宇迦之御魂神や、保食神、御食津神などを主なご祭神としている神社とはどれでしょうか?

  1. 天神社
  2. 天王社
  3. 稲荷神社
  4. 日枝神社
神主
神主

答えは3 稲荷神社

 

過去の試験での出題

  1. 平成24年6月3日 第1回神社検定 問19
  2. 平成25年6月2日 第2回神社検定 問20
  3. 令和元年6月16日 第8回神社検定 問17

 

お稲荷さんに関する10問クイズ

初級編(簡単な問題)

  1. 「お稲荷さん」とは主にどの神様を祀る神社の通称ですか?
    A) 天照大御神
    B) 稲荷神(いなりのかみ)
    C) 須佐之男命
    D) 大国主命
    答え: B) 稲荷神(いなりのかみ)
  2. お稲荷さんの象徴として神社でよく見られる動物は何ですか?
    A) 鷹
    B) 狐
    C) 龍
    D) 鶴
    答え: B) 狐
  3. お稲荷さんが主に祀られる理由として正しいものは次のどれですか?
    A) 商売繁盛や五穀豊穣を祈願するため
    B) 交通安全を祈願するため
    C) 家内安全を祈願するため
    D) 海上安全を祈願するため
    答え: A) 商売繁盛や五穀豊穣を祈願するため

中級編(少し難しい問題)

  1. 全国のお稲荷さんの総本社として知られる神社はどれですか?
    A) 宇佐神宮
    B) 伏見稲荷大社
    C) 鶴岡八幡宮
    D) 熊野本宮大社
    答え: B) 伏見稲荷大社
  2. 稲荷神が五穀豊穣と結びつけられた背景として正しいものは次のうちどれですか?
    A) 農耕社会での米や穀物が生活の基盤だったため
    B) 稲荷神が天照大御神の親族であるため
    C) 神職が農業を行っていたため
    D) 仏教が稲荷信仰を広めたため
    答え: A) 農耕社会での米や穀物が生活の基盤だったため
  3. 稲荷神社で見られる朱色の鳥居が多い理由として正しいものはどれですか?
    A) 朱色が魔除けの力を持つと信じられているため
    B) 神職の制服が朱色だったため
    C) 農業に関連する色として選ばれたため
    D) 狐が朱色を好むとされたため
    答え: A) 朱色が魔除けの力を持つと信じられているため

上級編(難しい問題)

  1. 稲荷神が仏教の「荼枳尼天(だきにてん)」と結びつけられた理由として正しいものはどれですか?
    A) 米や穀物の神とされた荼枳尼天の要素が取り入れられたため
    B) 狐が仏教儀式で使われていたため
    C) 稲荷神社が仏教寺院に隣接していたため
    D) 仏教が神道を取り込む政策の一環だったため
    答え: A) 米や穀物の神とされた荼枳尼天の要素が取り入れられたため
  2. お稲荷さんで、参道に連なる多数の鳥居が奉納される理由として正しいものはどれですか?
    A) 感謝の印として奉納されるため
    B) 神社の収益を増やすため
    C) 狐が迷わないようにするため
    D) 神社の美観を整えるため
    答え: A) 感謝の印として奉納されるため
  3. 稲荷神社の拝殿前に置かれることが多い狐像が口にくわえているものとして見られるのはどれですか?
    A) 鍵、巻物、稲穂
    B) 鈴、木の葉、刀
    C) 水差し、剣、鏡
    D) 扇、金銭、縄
    答え: A) 鍵、巻物、稲穂

超難関編(非常に難しい問題)

  1. 稲荷信仰が仏教と神道の融合として発展した背景に関わる「三狐伝説」が関連する神社は次のどれですか?
    A) 伏見稲荷大社
    B) 豊川稲荷
    C) 宇佐神宮
    D) 熊野本宮大社
    答え: B) 豊川稲荷

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