第15回神社検定の開催日
令和9年06月27日(日)
全級オンラインで受験できます

PR

出雲大社の神在祭2026の参拝方法|二礼四拍手一礼・参拝順序と神在月ならではの場所

神社検定採掘所

本記事はプロモーションが含まれています

2026年の神在祭に出雲大社へ行くとき、「普段の参拝と作法は違うの?」「神在祭だから特別な参拝方法があるの?」と気になる方もいるでしょう。

出雲大社の正式な参拝作法は、一般的な神社でよく見られる「2礼2拍手1礼」ではなく、「2礼4拍手1礼」です。

これは神在祭だけの特別な作法ではありません。出雲大社では平素から、御本殿をはじめ境内の御社殿を「2礼4拍手1礼」で参拝します。

そして神在祭期間には、全国から集われた神々の御宿となる東西の十九社や、神々が神議りをされると伝わる上宮など、神在月の意味を知るとぜひ意識しておきたい場所があります。

この記事では、出雲大社公式・出雲観光協会の情報をもとに、2026年の神在祭で知っておきたい参拝作法と境内の巡り方を紹介します。

※本記事は2026年10月4日時点で確認できる公式情報をもとに作成しています。祭典・参拝可能時間等は変更される場合がありますので、参拝前に出雲大社公式の最新情報をご確認ください。

結論|神在祭でも参拝作法は「2礼4拍手1礼」

神在祭

出雲大社公式によると、正式な参拝作法は「2礼4拍手1礼」です。

  1. 2回おじぎをする
  2. 4回拍手する
  3. 最後に1回おじぎをする

御本殿だけではありません。

出雲大社公式は、御本殿以外の御社殿を参拝するときも「2礼4拍手1礼」と案内しています。

したがって、「神在祭のときだけ拍手の回数が変わる」というわけではありません。

なぜ出雲大社では4拍手するの?

出雲大社公式では、4拍手の理由についても説明しています。

出雲大社で最も大きな祭典は、毎年5月14日の例祭(勅祭)です。

この例祭では8拍手をします。

古くから数字の「8」は無限を意味する数とされ、8拍手には神様を限りない拍手をもってお讃えする意味があります。

出雲大社では、毎年5月14日の例祭(勅祭)における特別な拝礼として8拍手が行われます。一方、一般参拝者の通常の拝礼作法は「2礼4拍手1礼」です。神在祭期間だからといって、一般参拝者が8拍手に変更するわけではありません。

日常の参拝では、その半分となる4拍手で神様をお讃えするのが出雲大社の作法とされています。

そのため、神在祭だから8拍手にするわけではありません。

神在祭期間に一般参拝する場合も「2礼4拍手1礼」と覚えておけばよいでしょう。

出雲大社では、毎年5月14日の例祭(勅祭)に8拍手を行います。例祭の意味や勅使を迎える祭典の流れ、普段の4拍手との違いについては、出雲大社の例祭(勅祭)とは?5月14日の祭典と8拍手の意味で詳しく解説しています。

出雲大社では最初に祓社へ

出雲大社の境内に入ると、正面の下り参道に祓社(はらえのやしろ)があります。

祓社には祓戸四柱の神が祀られており、出雲大社公式では、参拝者はまずここで身心を祓い清めると案内しています。

その意味を知って歩くと、祓社は単に参道途中にある小さな社ではなく、これから御本殿へ向かうための大切な場所であることが分かります。

御本殿は八足門から参拝する

八足門

通常、御本殿そのものの前まで入って参拝するわけではありません。

出雲大社公式では、まず御本殿前の八足門(やつあしもん)から御本殿を参拝し、その後、御本殿を囲む瑞垣に沿って進む参拝方法を案内しています。

出雲観光協会も、八足門を「御祭神に最も近づける門」として紹介しており、通常はここから御本殿を参拝します。

出雲大社 八足門 文化遺産オンライン
出雲大社は,島根県北東部に鎮座する古社である。境内は,国宝本殿を中心として三重に囲繞する垣によって区画され,本殿周囲には摂末社や宝庫が並び,南面中央東寄りに銅鳥居を配し,その南東には会所がある。 これらのうち,銅鳥居は寛文度造営...

御本殿周辺は左回りに参拝する

八足門で御本殿を参拝したら、出雲大社公式では御本殿周辺の瑞垣を左回り(時計と反対回り)に進み、各御社殿を参拝するよう案内しています。

そして各御社殿でも、拝礼作法は「2礼4拍手1礼」です。

初めて参拝すると、拝殿や八足門だけで参拝を終えてしまうこともあるかもしれません。

しかし神在祭期間には、御本殿周辺にある社の意味を知って歩くと、神在月の信仰がより立体的に見えてきます。

神在祭なら注目したい「十九社」

神在祭期間に特に注目したいのが、御本殿の東西にある十九社(じゅうくしゃ)です。

出雲大社公式によると、十九社は神在祭の間、全国から集われた八百万の神々の宿所となる社です。

通常は全国各地の神々を遥拝する場所ですが、神在祭期間中には神々の御宿となります。

過去の神在祭について出雲大社が公開した記録でも、神在祭期間には東西の十九社の御扉が開かれ、祭事が行われています。

「全国の神様が出雲に集まる」という神在月の話を知っていても、実際にどこに滞在すると伝えられているのかまでは知らない方も多いかもしれません。

十九社の意味を知って参拝すると、神在祭の見え方も少し変わってくるでしょう。

神々の会議「神議り」が行われると伝わる上宮

出雲大社から上宮へのルート

もう一つ、神在祭を理解するうえで重要なのが上宮(かみのみや)です。

出雲観光協会によると、全国の神々が出雲に滞在する7日間、出雲大社西方に位置する上宮で、縁結びや翌年の収穫など諸事について神議り(かむはかり)が行われると伝えられています。

男女の縁だけでなく、人にはあらかじめ知ることのできない人生諸般のことについて神々が話し合われるというのが、出雲の神在月に伝わる信仰です。

出雲大社境内だけで参拝を終えるのではなく、神在祭の背景まで深く知りたい方にとっては、上宮の意味も覚えておきたいところです。

上宮の場所や出雲大社からの徒歩ルート、参拝前に知っておきたいことは、出雲大社・上宮への行き方と参拝ガイドで詳しく紹介しています。

神在祭そのものには一般参列できる?

ここは「参拝」と「祭典への参列」を分けて考える必要があります。

出雲観光協会によると、2026年の神在祭は11月19日・23日・25日に斎行されますが、神在祭そのものには一般の方は参列できません。

一方、神在祭期間中でも境内での一般参拝は可能と案内されています。

つまり、

「神在祭の日に出雲大社へ参拝する」ことと、「神在祭という祭典に参列する」ことは別です。

この違いは、旅行の日程を決めるときにも重要です。

2026年の縁結大祭の申込方法、往復はがきの書き方、参列時の注意点については、神在祭2026の参列・申込方法をご確認ください。募集状況は変わる場合があるため、申し込み前に出雲大社の公式案内も確認しましょう。

縁結大祭は申し込めば一般参列できる

神在祭そのものとは異なり、2026年11月23日と25日に行われる縁結大祭は、申し込みをした一般の方が参列できます。

縁結大祭では、大国主大神をはじめ全国から集われた八百万の神々に対して、人々のさらなる幸縁を祈る祝詞が奏上されます。

一般参拝だけでなく祭典への参列を希望する方は、神在祭と縁結大祭を混同せず、申込方法や受付情報を確認してください。

「縁結び」は恋愛だけではない

出雲大社を「縁結びの神様」として知っている方は多いでしょう。

ただし出雲大社公式は、ここでいう縁結びについて、単に男女の縁だけを指すものではないと説明しています。

人々を取り巻くあらゆるつながりのご縁を意味します。

家族、友人、仕事、人との出会いなど、私たちはさまざまな縁の中で暮らしています。

神在祭の「神々が縁について神議りをされる」という信仰も、恋愛成就だけに限定して理解するより、広い意味での「縁」として捉えた方が出雲大社の説明に近いでしょう。

神在祭期間は「静粛」を大切にしてきた

出雲の神在祭には、もう一つ興味深い伝承があります。

出雲観光協会によると、神々が滞在される期間は、神々の会議や宿泊に粗相があってはならないとして、土地の人々は歌舞や楽器などを控え、静粛を保つことを旨としてきました。

そのため神在祭は「御忌祭(おいみさい)」とも呼ばれると説明されています。

現在の一般参拝者に対して「会話禁止」などのルールが公式に示されているわけではありません。

しかし、神在祭が単なる観光イベントではなく、古くから静粛の中で神々を迎えてきた祭事であることは知っておきたいところです。

「神在祭では○○するとご利益が倍増」は公式情報?

神在祭について調べていると、「この順番で参拝すると特別なご利益がある」「神在月だけの特別な願い方がある」といった情報を目にすることがあります。

しかし、今回確認した出雲大社公式および出雲観光協会の案内では、神在祭期間だけ一般参拝者の拝礼方法を変更するという説明は確認できませんでした。

確認できる正式な作法は「2礼4拍手1礼」です。

根拠が確認できない独自の参拝方法を「正式な作法」として紹介するのではなく、まず出雲大社が案内している参拝方法を大切にしたいところです。

神在祭2026に初めて参拝するなら

初めて神在祭期間に出雲大社を訪れるなら、次の流れを頭に入れておくと境内を理解しやすくなります。

  1. 祓社で身心を祓い清める
  2. 境内を進む
  3. 八足門から御本殿を参拝する
  4. 御本殿周辺を左回りに進む
  5. 各御社殿を「2礼4拍手1礼」で参拝する
  6. 神在祭期間なら東西の十九社の意味にも注目する
  7. 時間に余裕があれば、神議りゆかりの上宮や稲佐の浜についても知る

ただし、神在祭期間は混雑が予想されます。

必ずすべてを一度に回らなければならないわけではありません。祭事や混雑状況を確認し、時間に余裕を持って参拝しましょう。

2026年の神在祭日程

日付 祭事
11月18日(水)19:00 神迎神事・神迎祭
11月19日(木) 神在祭
11月23日(月・祝) 神在祭・縁結大祭
11月25日(水) 神在祭・縁結大祭・神等去出祭

神迎神事、神在祭、縁結大祭では一般参拝者が参加・参列できる範囲が異なります。

旅行前に、自分が「通常参拝をしたい」のか「祭典へ参列したい」のかを確認しておきましょう。

祭典の詳しい時間や当日の流れは、神在祭2026の日程・時間一覧をご覧ください。

神在祭期間の混雑や駐車場、交通規制については、神在祭2026の駐車場・交通規制ガイドにまとめています。2026年の交通規制の詳細は、最新の公式発表を確認してください。

まとめ|神在祭だからこそ「特別な作法」より意味を知って参拝したい

出雲大社の正式な参拝作法は「2礼4拍手1礼」です。

神在祭期間だからといって、一般参拝の拍手回数を変えるという公式案内は確認できません。

一方、神在祭期間には普段とは違う意味を持つ場所があります。

  • 全国の神々の御宿となる東西の十九社
  • 神々が神議りをされると伝わる上宮
  • 全国の神々を迎える稲佐の浜

「神在祭だから特別な参拝方法をしなければ」と考えるより、正式な作法を守りながら、なぜ十九社の扉が開くのか、なぜ上宮が重要なのか、なぜ出雲では神無月を神在月と呼ぶのかを知って参拝すると、神在祭をより深く理解できるでしょう。

神在祭は、全国から神々が集うと伝えられてきた出雲ならではの祭事です。

観光として訪れる場合でも、その背景にある信仰や祭事の意味を知り、静かな気持ちで参拝したいものです。

参考にした公式情報

  • 出雲大社「出雲大社での参拝はどのようにするのでしょうか?」
  • 出雲大社「御本殿周辺にもいろいろ御社殿がありますが、どのようにお参りすれば良いですか?」
  • 出雲大社「摂末社」
  • 出雲観光協会「出雲大社」
  • 出雲観光協会「神在月」

※2026年10月4日時点で確認できる公式情報をもとにしています。祭典・参拝に関する最新情報は出雲大社公式サイト等をご確認ください。