第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
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1-5 境内にある小さなお社について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】

摂社、末社、別宮は神社における重要な構成要素であり、それぞれが異なる役割と歴史的な背景を持っています。摂社は本殿祭神と深い関係を持つ社であり、末社は地域守護や願い事の神を祀る社として親しまれています。また、別宮は正宮に準じる格式であり、さらに、枝宮や枝社などについても紐解いていきます。

  • 摂社と末社の違いを理解できる
  • 摂社は本殿祭神と深い関係があることを学べる
  • 末社は地域守護や願い事の神を祀るものと知る
  • 別宮や枝宮、枝社の役割がわかる
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摂社 末社 別宮の違いと特徴を解説

  • 摂社とは本殿祭神と深い関係を持つ社
  • 末社は地域守護や願い事の神を祀る社
  • 別宮は正宮に準じる格式高いお宮
  • 境内摂社と境外摂社の違い
  • 摂社と末社の歴史的な区別基準とは
  • 枝宮や枝社との違いとは
  • 神社散策で新たな発見を楽しむ方法
摂社(せっしゃ)
・末社(まっしゃ)

 

摂社とは本殿祭神と深い関係を持つ社

摂社は、神社の本殿に祀られている御祭神と特別な関係を持つ小さな社を言います。その特徴として、本殿の御祭神の后神(きさきがみ)、御子神(みこがみ) 、または荒魂(あらみたま)を祀ることが挙げられます。 さらに、その土地の地主神や、本殿祭神と深い由緒のある神々を祀る場合も摂社に該当します。

歴史的には、摂社は末社よりも格式が高いとされてきました。 明治時代に制定された基準では、特に由緒ある神を祀るものが摂社とされ、それ以外を末社として区別しています。ただし、現在ではこの区別が解消されることもあります。例えば、伊勢神宮では摂社に近い役割別宮が存在し、本宮との密接な関係性から重要視されています。このように、摂社はその神社全体の信仰体系や歴史を理解する上で重視されています。

摂社は本殿祭神と直接的な関係があるため、その格式や重要性が高く、参拝者にはその背景や由緒を理解することが求められる場合があります。場合によっては、その由来や祀られている神様について事前に調べておくと良いでしょう。

 

末社は地域守護や願い事の神を祀る社

末社とは、神社の本殿に付随して祀られている小さな社を言います。その特徴として、本殿の御祭神と直接的な関係がない場合が多く、地域の守護神や特定の願い事を叶える神様、また、末社は摂社とともに「摂末社」と総称されますが、摂社よりも格式が低いとされています。

歴史的には、明治時代に摂社と末社の基準が定められました。摂社は本殿祭神の后神や御子神、荒魂(あらみたま)など特別な由緒を持つ神を祀るものとされる、それ以外を末社としています。 なお、現代ではこの区別がなくなることもあります。例えば、末社には地域の地主神や土地を守護神様が祀られることが多く、地元住民から深い信仰を集めています。商売繁盛など、多岐にわたってご利益が期待されています。

本殿だけでなく末社にも参拝することで、その神社全体の信仰体系や地域文化への影響などが理解できることが多いため、ぜひ末社にも注目してみてください。

 

別宮は正宮に準じる格式高いお宮

伊勢の神宮125社まとめ
・正宮(しょうぐう)・別宮(べつくう)・摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)・所管社(しょかんしゃ)などからなる125もの社で成り立っています。別宮は、正宮に準じる格式の高い社で「正宮のわけみや」という意味であり、正宮と関係の深い神様が祀られ

別宮とは、正宮に準じる格式を持つ特別なお宮を言います。 主に、正宮の御祭神と深い関係を持つ神様を祀る社とされています。伊勢神宮には正宮に次ぐ重要な社として別宮が存在し、それぞれ10社と4社が設けられています。このように、別宮は正宮に次ぐ高い格式を持ち、神社全体の信仰体系の中で重要な役割を担っていますます。

伊勢の神宮は
・正宮(しょうぐう)
・別宮(べつくう)
・摂社(せっしゃ)
・末社(まっしゃ)
・所管社(しょかんしゃ)
などからなる125もの社で成り立っています。

別宮は、正宮に準じる格式の高い社で「正宮のわけみや」という意味であり、正宮と関係の深い神様が祀られています。
(内宮に10社、外宮に4社あります。)

別宮の特徴として、正宮と同様に定期的な祭祀が行われる点が挙げられます。 伊勢神宮では、20年ごとに行われる式年遷宮が別宮にも適用され、建物や設備が丁寧に整備されますまた、別宮はその地域や神社の歴史の背景と密接に注目しており、地域住民や参拝者からも深い信仰を集めています。

 

境内摂社と境外摂社の違い

摂末社には、神社の境内にある「境内摂社」と、境内外に独立した場所を持つ「境外摂社」があります。この違いは、主にその位置と役割によって分類されます。

境内摂社は本殿がある神社の敷地内に祀られており、本殿祭神と密接な関係を持つ神や地主神を祀ることが多いです。このような摂社は、本殿参拝後に気軽に訪れることができ、参拝者が本殿とのつながりをより深く理解する手助けとなります。
境外摂社は、本殿祭神と関係が深いもの、地理的な理由や歴史的な背景から別の場所に祀られるもので、例えば、元々その土地で崇敬されていた地主神や、本殿祭神が移動する前に祀られていた旧跡などが該当します。境外摂社の場合、その場所まで足を運ぶ必要がありますが、それによって地域の歴史や信仰文化をより深く知る機会となります。そのため、事前に場所やアクセス方法を確認しておくことが重要です。

このように、境内摂社と境外摂社にはそれぞれの特徴と役割があります。 どちらも本殿との関係性を知ることで、その神社全体の信仰を体系より深く理解できるでしょう。

 

摂社と末社の歴史的な区別基準とは

摂社と末社は、神社に付属する小さな社を言いますが、その区別には歴史背景があります。明治時代に明確に区別する基準が定められました。

摂社は、本殿祭神と深い関係を持つ神を祀る社とされました。具体的には、本殿祭神の后神(きさきがみ)、御子神(みこがみ)、荒魂(あらみたま)を祀る場合や、土地の地主神(じぬしがみ)など、本殿との特別な由緒がある場合に摂社とされていました。

また、摂末社には「境内摂社」と「境外摂社」という区別も設けられました。境内摂社は本殿と同じ敷地内に祀られているのに対し、境外摂社は本殿から離れた場所に独立して祀る、このような位置的な違いも、摂末社の分類に影響を与えています。

現代では、この区別基準が解消されることもありますが、歴史の背景を知ることで、それぞれの神社の信仰や由緒をより深く理解することができます。又、摂社の役割や場所の背景を知ることで、神社全体の信仰体系をより豊かに感じられるでしょう。

 

境内社の基準(戦前まで)

神社の境内社には戦前までは明確な基準がありました。

摂社
本社のご祭神の姫神(妃や妃、娘)
本社のご祭神の御子神(子供)
本社の御祭神の荒魂(積極的、活動的な神霊)
古くから鎮座している地主神末社
上記以外の神境外摂社、摂末社(枝宮・枝社)
摂末社とは神社本社とは別のものです。その神社の管理に属し、その境内または神社の附近の境外にある小規模な神社のことで摂社と末社と併せた呼び名です。

 

枝宮や枝社との違いとは

枝宮や枝社は、摂社や末社と同様に神社の本殿に付随する小さな社を言いますが、その役割に違いがあります。枝宮や枝社はその神社の分霊を祀る場合や、特定の地域や目的に応じて設けられることが多いです。

枝宮とは、本宮(正宮)に付属し、別の場所に設けられた神社で、「宮号」を持つものを言います。 多くの場合、本宮と同じ祭神を祀り、本宮に準じた格式であることが特徴です。例、伊勢神宮には内宮・外宮にそれぞれ別宮があり、こちらは正宮に準じる格式高い存在として重要視されています。

一方、枝社は地域住民との関りが強く、その土地特有の信仰や文化を反映したものが多いです。参拝者にとっては、枝宮や枝社への参拝は本殿とは異なるご利益を得る機会となります。

 

神社散策で新たな発見を楽しむ方法

神社散策は、歴史や文化を学びながら新たな発見を楽しむ絶好の機会です。神社には本殿だけでなく、摂社や末社、さらには枝宮や枝社など、多様な小さな社が点在しており、それぞれに異なる神様が祀られて独自の役割や由緒を持っています。これらを考慮することで、その神社全体の信仰体系や地域文化への影響をより深く知ることができます。
また、境内に掲示されている案内板や地図を活用すると、どのような摂末社や枝宮があるのか​​確認できます。
摂末社の中には本殿から離れた場所にある「境外摂社」も存在するため、事前に地図やアクセス方法を調べておくことが重要です。まずは神社散策を楽しむことで、その土地ならではの歴史や文化に触れてみて、本殿だけでなく小さな社にも目を向けて見てください。

まとめ

  • 摂社は本殿祭神と深い関係を持つ社で、后神や御子神を祀る場合が多い
  • 摂社は格式が高く、本殿との由緒が重要視される
  • 末社は地域守護や願い事の神を祀り、本殿との直接的な関係が薄い
  • 摂末社には境内摂社と境外摂社があり、位置によって区別される
  • 別宮は正宮に準じる格式高い大宮で、伊勢神宮に代表される
  • 摂社と末社の歴史の区別は明治時代に基準が定められた
  • 枝宮や枝社は分霊を祀ることが多く、地域性を反映している
  • 摂社や末社への参拝は神社全体の信仰体系を理解する手助けとなる
  • 神社散策では案内板や地図を活用し、摂末社の位置を確認する
  • 摂末社には地域の歴史や文化が反映されている
  • 枝宮や枝社は摂末社とは異なり、特定の目的で設けられることがある
  • 神社全体の信仰体系を知るには、摂末社や別宮への参拝も欠かせない
5.境内にあるちいさなお社についての問題です
これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。神社検定試験の過去問解答はすぐ見えないように【広告】をはさんでいます。スクロールすると答えが見れます。問題1巫女神社の境内にある...

コメント

  1. 社務所女子 チャレンジ巫女 より:

    摂社、末社、別宮などは過去試験での出題傾向が高いと思います。

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