第11回神社検定令和5年6月25日オンライン開催決定!

第13回神社検定の開催日はまだ発表されていません
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3-34 こんぴらさんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 〜 神社のいろは独学(34)

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金刀比羅神社、金比羅神社、琴平神社などの神社は、広く親しみをこめて「こんぴらさん」と呼ばれることが多いです。

こんぴらさんの主祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)で、総本宮は香川県の金刀比羅宮とされています。

古くから海上交通の発展により全国的な信仰へと発展していきました。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第3章の㉞こんぴらさんについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

第11回神社検定は、令和五年6月開催予定!

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こんぴらさん

こんぴらさんと呼ばれる神社は金刀比羅神社、金比羅神社、琴平神社などのこ
とで総本宮は香川県琴平町に鎮座する金刀比羅宮です。

琴平山(象頭山)に鎮座する金刀比羅宮は、古くから瀬戸内海航路の海の目印とされてきたこともあり、航海の安全を担う「海の神様」として今も親しまれています。

「讃岐のこんぴらまいり」で有名で全国の金刀比羅神社の総本宮です。

歴代皇室から諸国の大名、一般庶民に至るまで広く信仰されています。

こんぴらふねふね

「こんぴらふねふね」という歌は、この讃岐の「こんぴらさん詣」で訪れた人たちが酒席でうたわれました。

歌詞が終わりにくると「一度廻れば」と囃子がはいり、また頭へ戻る終わりのない唄で酒席を盛り上げました。

巫女
巫女

金毘羅御山の青葉のかげからチララララ

金の御幣の光りがちょいとさしゃ

海上は雲霧晴れわたる(イチドマワレバ)

 

これは順調な航海の様子をうたったものです。

金刀比羅宮 御祭神

こんぴらさんの主祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)です。

「国作り」で有名な大国主神の和魂の神です。

巫女
巫女

「和魂」とは勢いのある状態である」「荒魂」に対して

おだやかな働きのことです。

 

後に、この地で崩御された「崇徳天皇」が合祀されました。

「神代の昔琴平附近は海岸で、今の琴平の地は良い港であつた。それ故 大物主大神(大國主神)が國土御經營に當り此良地勢を利用せられ山上に行宮を造らせ給ひ、之を策源の中心として表日本を御經營遊ばされたのである。其行宮の蹟に神靈を鎭祭し奉つたのが即ち金刀比羅宮である。」

引用:金刀比羅宮由緒

神仏習合

金刀比羅宮は古くは琴平神社と称していましたが、神仏習合時代には「金毘羅大
権現」と称されました。

「こんぴら」とはインドにおける仏法守護神の「金毘羅(クンビーラ)」の名前です。金毘羅神の神としての性格が大物主神に似ているという説から習合されたようです。

巫女
巫女

「クンビーラ」

ガンジス川のワニが神格化したものとされています。

仏法の守護者12神将のひと宮毘羅大将のことである。

インドではクンビーラの宮殿が象頭山という山にあるとされていたことから、琴平山も象頭山と呼ばれるようになりました。

後に、明治の神仏分離以降から「金刀比羅宮」と称し現在にいたっています。

こんぴら詣り

江戸時代になり航海技術の発展とともに、金比羅信仰は全国的に広がっていきます。

江戸時代になると、庶民の旅行は禁じられていましたが神仏への参拝は許されていました。

「お伊勢参り」と並び「丸金か京六か」と言われた讃岐の金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)と京都六条の東西本願寺への参拝の旅が大変人気がありました。

連日、大坂から船が出て「四国のすぺての道は金比羅に通じる」といわれました。

たくさんの宿場ができ、道中は道標が立ち、どんどん栄えていきました。

伊勢参りと並んで「一生に一度はこんぴら参り」といわれ、多くの参詣者でにぎわいました。

奉納

船絵馬や船舶関連の奉納がなされ、今も続いています。

流し樽

流し樽は、海上から遥拝し、酒を入れた樽に名前を書いた幟を立てて海に流し拾った人が金刀比羅宮に届けます。

代参

代参は、当人に代わって旅慣れた人が代理で参拝に行くことです。

「こんぴら詣り」の代参で有名なのは森の石松で、清水次郎長(山本長五郎)の代わりに参拝し刀を奉納したと伝えられるです。

こんぴら狗

「こんぴら狗(いぬ)」は、飼い主の代わりに代参する犬のことです。

こんぴら狗は飼い主を記した「木札」「初穂料」「道中の食費」などを入れた袋を首から下げて、旅人から旅人へ連れられて街道筋の人々に世話されながら、こんぴら詣りをしたようです。

国指定重要文化財・旧金毘羅大芝居(金丸座)

金毘羅大芝居は、江戸時代に栄えた門前町の芝居小屋で江戸や大阪の役者が様々な芝居や相撲、操り人形などの興行が行われました。

巫女
巫女

富くじの開札場としても使用されました。

金毘羅歌舞伎

明治以降、映画が普及すると芝居の人気は衰退し、しばらくは廃屋のような状況が続きました。

1986年から「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が公演され、その後は年1回、春の定期公演が行われるようになりました。

こんぴら歌舞伎のあゆみ | こんぴら歌舞伎
こんぴら歌舞伎オフィシャルサイト:こんぴら歌舞伎についてご紹介いたします。

こんぴらさんについての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1

この神社がご鎮座する場所は航海や漁業を営む人にとって格好の目印になっていたよ
うです。同時に、降雨量の少ない環境のなか、水を恵んでくれる山だったのです。航海、漁業、農業、雷、水の神などとして信仰されていました。このあたりは海上交通の要地でした。江戸時代になり航海技術の免展にともない、この神社の信仰は全国的なものになっていきます。

巫女
巫女

以下の文章はどこの神社を脱明したものでしょうか。

  1. 宗像大社
  2. 厳島神社
  3. 金刀比羅宮
  4. 熱田神宮
神主
神主

答えは3 金刀比羅宮

過去の試験での出題

  1. 平成25年6月2日 第2回神社検定 問28
神社のいろは独学 【全80回】 公開日
(1)1-1 鳥居についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年6月20日
(2)1-2 御本殿、拝殿について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年6月25日
(3)1-3 玉垣と千木、鰹木について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年7月3日
(4)1-4 ご祭神と氏神さまについて教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年7月25日
(5)1-5 境内にある小さなお社について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年8月3日
(6)1-6 神宮、大社の名称について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年8月16日
(7)1-7 狛犬、石灯篭、について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年8月29日
(8)1-8 神社の紋章について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月1日
(9)1-9 社殿の種類について教えてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月16日
(10)2-10 手水についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月17日
(11)2-11 お賽銭と参拝と鈴についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月18日
(12)2-12 拝礼と柏手についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月20日
(13)2-13 鏡と御幣についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月20日
(14)2-14 真榊と五色布についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月22日
(15)2-15 絵馬とおみくじについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年9月25日
(16)2-16 御札お守りと神様の数え方についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月2日
(17)2-17 破魔矢についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月5日
(18)2-18 昇殿参拝の作法①についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月8日
(19)2-19 昇殿参拝の作法②についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月10日
(20)2-20 昇殿参拝の作法③についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月12日
(21)2-21 昇殿参拝の作法④についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月15日
(22)3-22 仏教が神社に及ぼした影響についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月22日
(23)3-23 八幡さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月27日
(24)3-24 お稲荷さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年10月29日
(25)3-25 天神さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月5日
(26)3-26 熊野神社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月6日
(27)3-27 お諏訪さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月7日
(28)3-28 祇園さん天王さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月14日
(29)3-29 白山さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月15日
(30)3-30 日吉さま、山王さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月19日
(31)3-31 香取さま、鹿島さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月19日
(32)3-32 春日さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年11月29日
(33)3-33 愛宕さん秋葉さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年12月2日
(34)3-34 こんぴらさんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年12月5日
(35)3-35 住吉さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2020年12月8日
(36)3-36 宗像さま厳島さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年2月27日
(37)3-37 熱田さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月11日
(38)3-38 出雲大社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月11日
(39)3-39 賀茂社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月13日
(40)3-40 貴船神社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月14日
(41)3-41 松尾大社についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月15日
(42)3-42 浅間さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月15日
(43)4-43 神社のおまつりについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月15日
(44)4-44 恒例の大祭についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月16日
(45)4-45 臨時の大祭についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月17日
(46)4-46 中祭についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月17日
(48)4-48 お祭りの基本的な順序についておしえてください①②③【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月19日
(49)4-49 神輿についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月20日
(50)4-50 6月12月の大祓についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月23日
(51)4-51 初宮詣でと七五三についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月23日
(52)4-52 厄払いについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月29日
(53)4-53 神前結婚式についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(54)4-54 神職についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(55)4-55 巫女さんについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(56)4-56 神職の持ち物、履物についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(57)4-57 神職の服装についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年3月30日
(58)5-58 神棚の祀り方①お神札の納め方についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月3日
(59)5-59 神棚の祀り方②しめ縄についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月3日
(60)5-60 神棚の祀り方③毎日の参拝についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月4日
(61)5-61 正月飾りについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】 2021年4月5日
(63)5-63 神葬祭について【神社のいろは-独学神社検定】 2022年11月26日
(64)5-64 神道のお墓、霊号についておしえてください 2022年9月28日
(65)5-65 忌中の際の神社への参拝について【神社のいろは-独学神社検定】 2023年5月23日
(66)5-66 神葬祭に参列する際のマナーについて 2023年5月23日
(67)5-67 地鎮祭、上棟祭、竣工祭について① 2023年5月23日
(68)5-68 地鎮祭、上棟祭、竣工祭について② 2023年5月23日
(69)6-69 神宮とは何か 2023年5月24日
(70)6-70 神宮のお祭りについて 2023年6月14日

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