神棚には、毎朝、神饌をお供えします。
日常の神饌は、米、塩、水の三種をお供えします。
ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第5章の60毎日の参拝について教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。
第11回神社検定は、令和五年6月開催予定!
榊
部屋に設置した神棚には、常にみずみずしい榊をお飾りします。
榊は、古くから御神前に供えたり、お祓いに使われたりするものです。
榊は、神社のいたるところで見かけ、神様の依代にも使われる神聖な木とされています。
聖域と俗界を分ける、境の木ともされています。
榊は、古事記の中で天石屋戸でたくさんの榊に鏡や布をつけて、石戸の前に立てたとされています。
榊は、「木」と「神」を合わせていることからも分かるように、神の木という意味があるとされています。
また、「さかき」には常緑樹が使われおり、常磐木から「栄の木」とも言われています。
榊は、神前に供えたり(玉串)舞などに使われるほかに、社殿や玉垣、鳥居などにも取り付けられます。
榊は、「本榊」とか「真榊」といい、榊が生育しない地方では、ヒサカキ、椿、楠、杉、ヒバ、オガタマノキなどを榊の代用としています。
神饌
神棚には、毎朝、神饌をお供えします。
日常の神饌は、米、塩、水の三種をお供えします。
正月や、毎月1日と15日、氏神様や崇敬神社の例祭日、特別な日には、酒、野菜、果物などもお供えします。
四季の初物やいただき物なども神棚にお供えし、「おさがり(撤下)」として家族でいただきます。
神器
神棚にお供えする際には、米や塩は白皿、水は水器、酒は瓶子という白色陶器の祭器具を用い、
三方(さんぽう)(折敷おしき)に載せて供えましよう。
宮形の前に置く神鏡や榊立て、神灯などとともに神具店やネットショップで購入できます。
祭器具を洗う際には、一般のものと分けて扱うようにしましよう。
米、塩、水の置き方
お供えする際には、一番先に中央である「正中」を尊び、米を中央に供えます。
次に塩、水の順番にお供えします。
横一列に並べるが一般的ですが場所によっては2列になる場合もあります。
お供えをしてからの参拝作法は、2拝2拍手1拝です。
御神札
お神札は、新年を迎える際に神棚をきれいに掃除して、新たに神社から受けたものをお祀りします。
新しい御神札で御神威を新たにし、一年の無事を感謝し、新しい年の幸せを祈ります。
今までお祀りしていたお神札は、神社にお礼参りをして納めます。
この古札は、お守りなどとともに神社でお焚き上げされます。
お焚き上げは、「左義長」や「どんど焼き」などと呼ばれ、1月15日を中心に行われます。
その際には門松や正月飾りなども一緒にお焚き上げされます。
神社によっては、古札納め所を設け預かるところもあります。
神棚の祀り方③毎日の参拝についての問題です
これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。
問題1
神棚にお供えする際に正しい順番はどれでしょう?
1.水ー塩ー米
2.米ー塩ー水
3.塩ー米ー水
4.水ー米ー塩
答えは2 米から先に置き、次に塩、そして水を置く
過去の試験での出題
- 平成24年6月3日 第1回神社検定 問40
コメント