第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
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6-70 神宮のお祭りについて

神宮で斎行されるお祭りについてまとめました。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第6章の70神宮のお祭りについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

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三節祭

神宮では、年間で1800回以上ものお祭りが斎行されます。

10月の神嘗祭と6月、12月の月次祭を合わせて「三節祭」といいます。

これは神宮独自のお祀りです。

神宮では起拝を四度繰り返す「八度拝(はちどはい)」という作法で拝礼します。

奉仕する神職には、他には見られない職階の「大宮司」「少宮司」も含まれます。

4-54 神職についておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】
神職になるには、資格が必要です。神社本庁傘下の神社の場合では、神社本庁の試験に合格する必要があります。他に、東京の國學院大學、三重の皇學館大学などの神職養成機関で必要単位を取得したうえで必要な実習を修了しなくてはなりません。

神嘗祭

神嘗祭は、10月に行われる神宮の最も重要なお祭りです。

明治時代では9月に行われていましたが、現在は10月15日に行われます。

天照大御神に今年の新穀をお供えし、収穫の感謝を捧げます。

翌日16日午後10時には、由貴夕大御餞(ゆきのゆうべのおおみけ)、

翌々日17日午前2時には、由貴朝大御餞(ゆきのあしたのおおみけ)が斎行されます。

正午には、天皇の勅使が幣帛をご奉納になる奉幣が行われます。天皇は皇居の神嘉殿より皇大神宮を御遙拝なされます。

月次祭

神宮では6月15~25日と、12月15~25日に月次祭が斎行されます。

月次祭は、午後10時と午前2時の二度にわたって行われます。(由貴大御饌の儀、奉幣の儀)

25日まで、別宮、摂社、末社、所管社すべてのお社で行われます。

 

五大祭

10月の神嘗祭と6月、12月の月次祭の「三節祭」に加えて、2月の祈念祭と11月の新嘗祭を加え「五大祭」といわれます。

神宮の主祭神である天照大御神は、皇祖神(天皇の祖先)であるため、天皇自ら神恩感謝と国の平安を祈る「親祭」です。

五大祭では、天皇陛下の名代として「祭主」が奉仕します。

天皇陛下より、神様への御供えである「幣帛」が奉納されます。

幣帛(へいはく)
幣帛(へいはく)とは、神社での祭祀において、神様に奉じられるものとされています。「幣(へい)」「帛(はく)」は布を意味しています。現在、広い意味では、神様に捧げるお供え物のことを指します。古代では貴重だった布が、主な神への捧げ物だったことか

 

池田厚子さん(天皇陛下の姉)は、1988(昭和63)年10月28日より神宮祭主に就任していました。

現在の伊勢神宮祭主に黒田清子さんが、平成29年(2017年)6月19日 より 在任中です。

伊勢神宮歴代祭主
神宮祭主とは、天皇陛下に名代として五大祭の祭主として奉仕します。明治以降の歴代祭主近衛忠房さん三条西季知さん久邇宮朝彦親王有栖川宮熾仁親王賀陽宮邦憲王久邇宮多嘉王梨本宮守正王北白川房子さん鷹司和子さん池田厚子さん黒田清子さん

 

  1. 月次祭(つきなみさい)
  2. 神嘗祭(かんなめさい)勅使
  3. 祈年祭(きねんさい)全国の神社でも斎行されます。勅使
  4. 神御衣祭(かんみそさい)勅使
  5. 新嘗祭(にいなめさい)全国の神社でも斎行されます。勅使
勅使(ちょくし)
勅使(ちょくし)とは、天皇が勅旨を伝えるために派遣する使者のことです伊勢神宮やその他の諸大社に奉幣のために派遣される祭使を勅使と呼びます。毎年決まった時期に奉幣のために派遣される勅使を例幣使といいます。伊勢神宮には伊勢例幣使、日光東照宮には

由貴大御饌(ゆきのおおみけ)

月次祭と神嘗祭には、由貴大御饌をお供えします。

由貴とは、神聖という意味があり、大御饌は神様が召し上がるものをいいます。

由貴大御饌とは、神聖な神様の食事という意味とも考えられます。

 

神嘗祭(かんなめさい)

神嘗祭では、その年に収穫された初穂が奉納されます。

神宮では、両宮で祭祀を行う場合、外宮から始まり、次に内宮で斎行します。

全国の神社でも神嘗奉祝祭が行われます。

 

遥拝(ようはい)

天皇は、皇居から神宮を遥拝(ようはい)されます。

遥拝(ようはい)
遥拝(ようはい)とは、遠く離れた場所に祀られている神仏などに拝礼することです。遥拝は、自分の住んでいる地域から遠く離れた神社や寺院に参拝することができない場合や、特別なご縁がある神社や寺院に参拝したい場合に行われます。遥拝の方法 神社や寺

 

懸税(かけちから)

内宮、外宮の両宮の内玉垣には、天皇が皇居で作られた御初穂がかけられます。

全国の農家から献納された稲穂(カケチカラ)も並んでかけられます。

 

 

日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)

神宮では、神饌を自給自足で賄います。

米、塩、酒、野菜、果物、アワビなど

 

さらに、古式に則り神饌の土器や、神様に奉じる布も独自に作っています。

又、その過程で様々な祭祀が行われています。

 

外宮では、毎朝夕、二度にわたって日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)が斎行されます。

神職が、火をおこし、昔ながらの調理法で作った神饌をお供えします。

 

※ 伊勢神宮公式サイトでは以下の五大祭とされています

  1. 月次祭(つきなみさい)
  2. 神嘗祭(かんなめさい)
  3. 祈年祭(きねんさい)
  4. 神御衣祭(かんみそさい)
  5. 新嘗祭(にいなめさい)

 

神棚の祀り方①お神札の納め方についての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1
巫女
巫女

神棚へのお神札の納め方について正しいものを遇んでください。

三社造の場合は「中央→向かって右→左」を表していて、一社造の場合は「一番手前→その後ろ→さらにその後ろ」を表しています。

 

1.氏神神社神札ー神宮大麻ー崇破神社神札
2.神宮大廊ー氏神神社神礼ー崇破神社神札
3.神宮大廊ー崇敬神社神礼ー氏神神社神札
4.崇敬神社神札ー氏神神社神札ー神宮大麻

神主
神主

答えは2

過去の試験での出題

  1. 平成24年6月3日 第1回神社検定 問39

 

神宮のお祭りについての10問クイズ


初級編(簡単な問題)

  1. 「神宮のお祭り」で特に重要とされるのは次のどれですか?
    A) 地域の収穫祭
    B) 神宮式年遷宮
    C) 夏祭り
    D) 冬至祭
    答え: B) 神宮式年遷宮
  2. 伊勢神宮における「月次祭(つきなみさい)」は何を祈願するために行われますか?
    A) 天皇の健康と国の平和
    B) 家族の繁栄
    C) 地域の安全
    D) 五穀豊穣
    答え: D) 五穀豊穣
  3. 伊勢神宮で最も格式が高いお祭りはどれですか?
    A) 御神楽祭
    B) 式年遷宮
    C) 神嘗祭
    D) 夏祭り
    答え: C) 神嘗祭

中級編(少し難しい問題)

  1. 「神嘗祭(かんなめさい)」の際、伊勢神宮ではどのような儀式が行われますか?
    A) 新穀を神々に捧げる儀式
    B) 神輿を担ぐ儀式
    C) 火を使った祭典
    D) 海での祈りの儀式
    答え: A) 新穀を神々に捧げる儀式
  2. 「式年遷宮」の間隔として正しいのはどれですか?
    A) 毎年
    B) 20年ごと
    C) 50年ごと
    D) 不定期
    答え: B) 20年ごと
  3. 伊勢神宮の「御杣始祭(みそまはじめさい)」は何を祝うお祭りですか?
    A) 建築用の木材伐採を始める儀式
    B) 田植えを始める儀式
    C) 新年を迎える儀式
    D) 神輿を清める儀式
    答え: A) 建築用の木材伐採を始める儀式

上級編(難しい問題)

  1. 伊勢神宮で行われる「御装束神宝調製始祭(みしょうぞくしんぽうちょうせいはじめさい)」では何が調製されますか?
    A) 天皇の衣装
    B) 神宮で使われる神宝や装束
    C) 神職の祭服
    D) 神輿の飾り
    答え: B) 神宮で使われる神宝や装束
  2. 伊勢神宮の「風日祈祭(かざひのみさい)」はどのような内容を持つお祭りですか?
    A) 台風や風害を防ぐ祈願の儀式
    B) 風神を迎えるお祭り
    C) 秋の実りを感謝するお祭り
    D) 海の安全を祈る儀式
    答え: A) 台風や風害を防ぐ祈願の儀式
  3. 伊勢神宮の「新嘗祭(にいなめさい)」と「神嘗祭」の違いは何ですか?
    A) 神嘗祭は伊勢神宮独自、新嘗祭は全国的なお祭り
    B) 神嘗祭は毎月、新嘗祭は毎年行われる
    C) 神嘗祭は五穀豊穣、新嘗祭は海産物の祈願
    D) 両者は同じ意味で使われる
    答え: A) 神嘗祭は伊勢神宮独自、新嘗祭は全国的なお祭り

超難関編(非常に難しい問題)

  1. 「式年遷宮」が行われる理由として正しいものはどれですか?
    A) 神宮の建築技術を次世代に伝承し続けるため
    B) 経年劣化による修繕の必要性から
    C) 参拝者数の増加に対応するため
    D) 国土の繁栄を記念するため
    答え: A) 神宮の建築技術を次世代に伝承し続けるため

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