浅間さまは、富士山信仰を称したもので代表的な神社は、静岡県の富士山本宮浅間大社です。
富士山を鎮めるため浅間大神をお祀りしたのは富士山本宮浅間大社が最初であり、全国にある浅間神社の起源ともなっています。
ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第3章の㊷浅間さまについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。
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浅間さま
日本を代表する霊峰・富士山に対する信仰です。
浅間さまには、富士神社、富士山神社などの社名の神社もあります。
浅間は古くは「あさま」と呼ばれ、浅間山のように火山を意味するといわれています。
また、川の浅瀬を意味する古語「あさくま」の意味もあるとされ、湧き水の起源を表す言葉という説もあります。
御祭神
主祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です
夫である邇邇芸命、父である大山祗神、姉である岩長姫命を併せてお祀りしているところもあります。
火が盛んに燃える時に生まれたのは火照命(ほでりのみこと)
次に生まれたのは火須勢理命(ほすせりのみこと)
次に生まれたのは火遠理命(ほをりのみこと)又は天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでみのみこと)です。
富士山本宮浅間大社
代表的な神社は静岡県の富士山本宮浅間大社です。
富士山を鎮めるため浅間大神をお祀りしたのは富士山本宮浅間大社が最初であり、全国にある浅間神社の起源ともなっています。
「富士本宮浅間社記」によりますと、第7代孝霊天皇の御代、富士山が大噴火をしたため、被害は大きく長期に及びました。
第11代垂仁天皇はこれを憂い、その3年(前27)に浅間大神を山麓に祀り富士山を鎮められました。
大同元年(806)、現在の地に社殿が建立され、火山の神・水源の神として崇敬を集めています。
富士講
富士山の姿は麗しい山容とともに神が宿る山として信仰を集めてきました。
「万葉集」など和歌も多く詠まれています。
平安時代末期になると、地上から遥拝するだけだった聖地富士山は、修験者が集まるようになりました。
室町時代には山頂への道が開かれ信仰のために登る山へとなっていきます。
江戸時代になると、富士山を信仰する物で「富士講」がさかんに結成され庶民の富士登拝が多くなっていきました。
富士山に登拝する登山口はかつては7つあったといい、そのいずれにも古い由緒をもつ
浅間神社が鎮座しています。
静岡県側の富士山本宮浅間大社と山梨県側の北口本宮冨士山間神社が有名です。
浅間さまについての問題です
これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。
問題1
主祭神は木花開耶姫命です。
浅間神社の信仰の対象とは何でしょうか?
- 日本海
- 桜
- 富士山
- 温泉
答えは3 富士山
問題2
「浅間さま」は富士山に対する信仰です。浅間は古くは「あさま」と呼び、現在も噴煙をあげる浅間山のように火山を意味する言葉であったといわれています。また、「あさくま」(浅隅)の意味もあるとされ、それは、○○の起源を表す言葉とも考えられています。
○○に入る言葉はどれでしょう?
- さざれ石
- 湧き水
- 辺境
- 鉱物
答えは2 湧き水
問題3
浅間神社の主祭神は( ア )です。記紀によれば、天孫・邇邇芸命の后となられ、ご懐妊の際に、貞節を疑われたことに対して証をたてるため、戸の無い産屋を作り、そこに火を放ち、その中で無事に御子をお産みになりました。ご祭神として邇邇芸命、父神で山の神・大山祇命、姉神の( イ )を併せてお祀りしているところもあります。
(ア)(イ)に入る組み合わせはどれでしょう?
- ア木花開耶姫命 イ玉依媛命
- ア木花開耶姫命 イ磐長姫命
- ア玉依媛命 イ木花開耶姫命
- ア磐長姫命 イ木花開耶姫命
答えは2 ア木花開耶姫命 イ磐長姫命
過去の試験での出題
- 平成24年6月2日 第1回神社検定 問28
- 平成25年6月30日 第2回神社検定 問30
- 令和元年6月16日 第8回神社検定 問29
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