第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
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4-43 神社のおまつりについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】

「まつり」の語源は、神様の力に従い奉仕する「まつらふ」という言葉に由来するといわれています。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第4章の㊸神社のおまつりについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

 

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神社のお祭り

「まつり」の語源は、神様の力に従い奉仕する「まつらふ」という言葉に由来するといわれています。

また、「まつり」という言葉は「まつ(待つ)」という意味も含み、古来は神様は遠いところから来られ山や岩や木などを依代にして宿ると考えられていました。

神様が現れるのを「待ち」、神威に服することが「まつり」であるといわれている
のです。

人々は「まつり」に参加し喜びを分かち合ってきました。

●神様がお越しになるのを「待ち」、神威に服する
●神様に心を尽くしたお供え物(神饌)をおもてなしまつる(献上する、奉る)
●神様に従う(まつろう)日頃の神恩に感謝して祈り共に生きる

祭りというと、晴れやかに賑わいをみせるというような、非日常のイベント的な意味合いで使われることが多いようです。

神社でのお祭りでも、武者行列やお稚児さん行列や山車などが行進します。

さらに、笛や太鼓が鳴らされて、沿道には屋台が立ち並ぶといった賑やかさを伴います。

ですが、神社でのお祭りの本当の意味は、心身を清め神様に対面し感謝の心を捧げることにあります。

お賽銭を入れる参拝については、通常と同じでかまいません。

祭祀-さいし

神社でのお祭りは祭祀(さいし)と呼ばれます。

祭典、祭儀、祭事、神事とも呼ばれています。

祭祀は大祭と中祭、小祭に分けられます。

大祭として執り行われる祭祀

例祭(れいさい) 例大祭(れいたいさい)

毎年行われる祭祀のうち、最も重要とされるお祭りのことをいいます。

祈年祭(きねんさい)(きねんさい、としごいのまつり)

毎年2月17日に行われる宮中祭祀の小祭

春には祈年祭で豊作を祈ります。

新嘗祭(にいなめさい)

毎年11月23日祝日に行われる宮中祭祀の小祭

秋には新嘗祭で収穫に感謝します。

式年祭(しきねんさい)

一年を超え一定期間ごとに行われる祭儀を式年祭といいます

鎮座祭(ちんざさい)

神様を浄地を選んで定めた場所に社殿を建立しお祀りする際に神様を鎮め祀る祭祀のことをいいます。

遷座祭(せんざさい)

すでに鎮座されている神様を新しい建物へお移りいただく儀式のことを遷座祭といいます。

合祀祭(ごうしさい)

靖国神社で、戦死者・殉難者の霊を一緒にまつるとき(合祀)に行われる臨時の大祭のことです。

巫女
巫女

神道では、五十日祭~百日祭までの間に亡くなった方の霊璽を仮霊舎から祖霊舎に移す儀式のこともいいます。

分祀祭(ぶんしさい)

神社の御祭神を分ける祭祀のことで、新たな分社創立や他の神社への勧請や遠隔地に郷土の産土神の分霊を祀るときのお祭りのことです。

中祭として執り行われる祭祀

歳旦祭 元旦祭

元旦に新年を祝い、皇室の弥栄と国運の隆昌、氏子・崇敬者並びに社会の繁栄と平和を祈念するお祭りのことです。

元始祭

宮中三殿での天皇陛下が皇位の元始を祝う祭祀で、全国の神社では皇室の弥栄と国民の安泰を祈るお祭りです。

紀元祭

日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日をもって定めた建国記念2月11日に斎行されるお祭り

昭和祭

昭和天皇御誕生の4月29日(昭和の日)に昭和天皇のご聖徳を讃えるお祭です。

神嘗奉祝祭

伊勢の神宮で10月17日に斎行される神嘗祭の当日に全国の神社でも行うお祭りのこと。

明治祭

11月3日に行われる明治天皇の偉業を称え皇室の弥栄と国の発展を祈るお祭りのことです。

天長祭

2月 23日 に今上天皇誕生日をお祝いするお祭りです。

小祭として執り行われる祭祀

月次祭

毎月1日と15日に行われるお祭りで、健やかな日々を過ごせ毎月参加できることに感謝します。

日供祭

毎日朝に神職が行い、一日の無事息災をお祈りするお祭りです。

伊勢の神宮では日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうのおおみけさい)

除夜祭

大晦日から元旦にかけて行われる除夜の神事のことです。

巫女
巫女

除夜とは大晦日のことです

神社ごとに特別の由緒がある祭祀が行われています。

その重みによって大祭、中祭、小祭に相当して行われています。

 

神社のおまつりについての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1
巫女
巫女

お祭りの説明について正しくないものを選んでください。

 

  1. 心身を清め、神様に対面し感謝のこころを捧げること
  2. 語源は「まつらふ」という言葉に由来する
  3. 神様が現れるのを「待ち」、神様を征服することが「まつり」である
  4. 参加することで、共に生きる人たちと喜びを分かち合ってきた
神主
神主

答えは3

まつりとは、神様を征服することではありません

 

問題2

以下は全国の神社で共通して行われる恒例祭祀について書かれた表です。

設問に答えてください

 

歳旦祭 元旦に行われる祭典

元始祭 1月3日に行われる祭典

( ア )2月11日の建国記念の日に行われるお祭り

( イ )2月17日に行われる祭典。古くは「としごいのまつり」と読んだ

天長祭 2月23日、天皇陛下のお誕生日を祝して行われるお祭り(令和2年より)

昭和祭 4月29日の昭和の日に行われるお祭り

( ウ )10月17日に行われる祭典

明治祭 11月3日の明治天皇のお誕生日に際して行われるお祭り

( エ )11月23日に行われる祭典

( オ )神社にとって最も重要な恒例祭祀

 

選択肢 1祈年祭、2新嘗祭、3神嘗奉祝祭、4紀元祭

  1. (ア)に入る言葉として正しいものを選んでください。
  2. (イ)に入る言葉として正しいものを選んでください。
  3. (ウ)に入る言葉として正しいものを選んでください。
  4. (エ)に入る言葉として正しいものを選んでください。
  5. (オ)に入る言葉として正しいものを選んでください。1例祭、2月次祭、3除夜祭、4日供祭
  6. 以下の祭祀のうち大祭でないものとは以下のどれでしょうか?

1例祭、2新嘗祭、3祈年祭、4日供祭

 

 

過去の試験での出題

  1. 平成24年6月3日 第一回神社検定 問29
  2. 令和元年6月16日 第8回神社検定 問30~問35

 

神社のお祭りに関する10問クイズ

初級編(簡単な問題)

  1. 神社のお祭りの目的として一般的に正しいものは次のうちどれですか?
    A) 神様に感謝し、地域の平和と繁栄を祈る
    B) 神職の資格を確認するため
    C) 神社の改築を祝うため
    D) 海外の文化を紹介するための
    答え: A) 神様に感謝し、地域の平和と利益を祈る
  2. 日本三大祭りに含まれる京都の有名なお祭りはどれですか?
    A) 祇園祭(ぎおんまつり)
    B) 葵祭(あおいまつり)
    C) 天神祭(十人まつり)
    D) 時代祭(じだいまつり)
    答え: A ) 祇園祭(ぎおんまつり)
  3. 神社のお祭りで、神輿(みこし)が担われる主な理由は何ですか?
    A) 神様を町に迎えるため
    B) 神様が地域を巡り、加護を考えるため
    C) 神社の建築物を紹介ため
    D) お祭りを盛り上げるための
    答え: B) 神様が地域を巡り、加護を考えるため

中級編(少し難しい問題)

  1. 春日大社(奈良県)で行われる「若宮おん祭」の主な目的は何ですか?
    A) 地域の厄除けと繁栄を祈願するため
    B) 新年の始まりを祝うため
    C) 武士の戦勝祈願のため
    D) 農業の発展を祈願するための
    答え: A) 地域の厄除けと繁栄を祈願するため
  2. 伊勢神宮の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」が行われる期間は何年ごとですか?
    A) 10年
    B) 20年
    C) 50年
    D) 100年
    答え: B) 20年
  3. 「大祓(おはらえ)」と呼ばれる神社の儀式は、どのような目的で行われますか?
    A) 一歩ごとの罪や穢れを清めるため
    B) 神職の資格を認定するため
    C) 天皇家の儀式を再現するため
    D) 新しい年を迎えるための
    答え: A) 古いごとの罪や穢れを清めるため

中級編(難しい問題)

  1. 諏訪大社で行われる「御柱祭(おんばしらさい)」の主の目的は何ですか?
    A) 神域の境界を更新し、神聖を守るため
    B) 地域の武士を祀るため
    C) 神輿を新しくするため
    D) 天皇家の保護を祈願するための
    答え: A) 神域の境界を更新し、神聖さを守るため
  2. 「流鏑馬祭(やぶさめさい)」が行われる神社のお祭りで見られる「流鏑馬」って何ですか?
    A) 馬に乗って矢を射る儀式
    B) 神輿を競り合う行事
    C) 舞楽を奉納する儀式
    D ) 稲穂を田に植える講演会
    : A) 馬に乗って矢を射る講演会
  3. 神社で行われる「神楽(かぐら)」の目的として正しいものは次のどれですか?
    A) 神様に捧げる舞や音楽で、神を楽しむため
    B) 地域住民を楽しむため
    C) 武士が技術を競い合うため
    D) 農業の成果を報告するための
    答え: A) 神様に捧げる舞や音楽で、神を楽しませるため

超難関編(非常に難しい問題)

  1. 神社の祭りで行われる「御霊会(ごりょうえ)」歴史の背景として正しいものはどれですか?
    A) 怨霊を鎮め、地域の平安を祈願するために行われた儀式
    B) 武士が戦勝を祝うために始められた会見
    C) 天皇家の国会議員を記念して行った
    D) 海上貿易を祝うセッション
    の答え: A) 怨霊を鎮め、地域の平安を祈るために行われた講演

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