第13回神社検定 令和7年06月29日(日)

第13回神社検定の開催日
令和7年06月29日(日) 
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3-31 香取さま、鹿島さまについておしえてください【神社のいろは-独学神社検定】

香取神社の総本社は千葉県香取市の香取神宮で、ご祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。
香取神社の総本社は茨城県鹿嶋市の鹿鳥神宮で、ご祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。

古来より「香取・鹿島」と並び称され国家鎮護の軍神として崇敬されてきました。

ここでは、「神社検定テキスト 神社のいろは」第3章の㉛香取さま、鹿島さまについて教えてくださいのページの内容を掘り下げて学習し、暗記しやすいようにスマホでも見やすい1ページにまとめてみました。

 

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香取さま、鹿島さま

千葉県香取市の香取神宮は香取神社の総本社でご祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀っています。
茨城県鹿嶋市の鹿鳥神宮は香取神社の総本社でご祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀っています。

利根川下流の水郷地帯を挟んで位置し、北に鹿島神宮、南に香取神宮が鎮座しています。古来より、「香取・鹿島」と並び称され国家鎮護の軍神として崇敬されてきました。

巫女
巫女

茨城県神栖市の息栖神社(鹿島神宮の摂社)も含め、東国三社としても崇敬されています

経津主大神と武甕槌大神は、「日本書紀」の記述によれば天照大神の命を受けて高天原から出雲へ降臨し大国主神と交渉の末に国譲りを大成されます。

さらに国内を巡り荒ぶる神々を平定し、東国の平定にあたったとされています。

大和朝廷の時代から、香取・鹿島の両地は東国開拓・経営の拠点とされ両宮に対する信仰は広がっていきました。

鹿島神宮、香取神宮

奈良時代には、春日大社が創建され鹿島大神(武甕槌命)が勧請されました。

平安時代には、伊勢の「大神宮」を除き鹿島香取の両宮のみが「神宮」の称号されました。

後の武家政権になると、武神として歴代将軍や武芸者から崇敬されるようになりました。

武術の道場では「鹿島大明神」と「香取大明神」の掛軸が対になって掛けられている場合が多くあります。

漁業、航海、境の神

香取神宮は、霞ヶ浦など湖沼が集まる水郷地帯に鎮座しており、漁業・舟運の神としても信仰されてきました。

今でも水郷地帯のこの地域では、中世まで広く内海が広がっており香取の地は舟の交通の拠点だったのです。

鹿鳥神宮は太洋に臨む地域であり、航海を司る神としても信仰されておりその立地から「境の神」として地域への邪霊の侵入を防ぎ疫神を送る信仰もあったようです。

地震と要石

香取神宮、鹿島神宮の境内には要石(かなめいし)と呼ばれる巨石があります。
地表には一部分のみ現れています。
これは地中にいる地震を起こす大ナマズの頭を押さえている石と伝えられています。

式年大祭 御船祭

香取神宮、鹿鳥神宮では12年ごとの午年に、両宮で連携して行われる大祭があります。

古くは20年に一度、式年遷宮大祭として行われていたとされていますが、戦国時代以降に12年に一度ずつ神幸祭を行うことになったとされています。

1700年前の応神天皇の御代より伝わる鹿島神宮最大の祭典なのです。

この祭りのほかにも、両宮では古式ゆかしい神事が毎年多く斎行されています。

 

香取さん、鹿島さんについての問題です

これまでの神社検定試験で実際に出題された過去の問題です。
神社検定試験過去問題集に記載されたものを選んでみました。

問題1

この二つの神社は、古来、国家鎮護の神様として並び称され、崇敬されてきました。航海を司る神としても信仰され、地域への邪霊の侵入を防ぐ「境の神」という信仰もあったようです。

巫女
巫女

この神社とは以下のどれでしょう?

  1. 香取神宮・鹿島神宮
  2. 月山神社・出羽神社
  3. 霧島神宮・高千穂神社
  4. 宗像大社・厳島神社
神主
神主

答えは1 香取神宮・鹿島神宮

過去の試験での出題

  1. 令和元年6月16日 第8回神社検定 問23

 

香取さま・鹿島さまに関する10問クイズ

初級編(簡単な問題)

  1. 「香取さま」とは主にどの神様を祀る神社の通称ですか?
    A) 経津主神(ふつぬしのかみ)
    B) 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
    C) 須佐之男命(すさのおのみこと)
    D) 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
    答え: A) 経津主神(ふつぬしのかみ)
  2. 「鹿島さま」とは主にどの神様を祀る神社の通称ですか?
    A) 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
    B) 大国主命(おおくにぬしのみこと)
    C) 天照大御神
    D) 天満天神
    答え: A) 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
  3. 香取神宮と鹿島神宮はどちらの都道府県にありますか?
    A) 香取神宮(千葉県)、鹿島神宮(茨城県)
    B) 香取神宮(茨城県)、鹿島神宮(千葉県)
    C) 両方とも千葉県
    D) 両方とも茨城県
    答え: A) 香取神宮(千葉県)、鹿島神宮(茨城県)

中級編(少し難しい問題)

  1. 経津主神(ふつぬしのかみ)と武甕槌神(たけみかづちのかみ)はどのような役割で日本神話に登場しますか?
    A) 葉山の国を統治した神々
    B) 葉山に使者として派遣され、国譲りを説得した神々
    C) 太陽と月を象徴する神々
    D) 日本の農業の守護神
    答え: B) 出雲に使者として派遣され、国譲りを説得した神々
  2. 鹿島神宮の象徴として有名な「鹿島の神木」は何を意味しますか?
    A) 神域の結界を示す神聖な木
    B) 経津主神が植えたとされる木
    C) 武甕槌神が地上に降臨した際の記念の木
    D) 天皇家との関係を示す木
    答え: A) 神域の結界を示す神聖な木
  3. 香取神宮の「神剣(じんけん)」で知られる特別な神具は何を象徴していますか?
    A) 戦いと勝利
    B) 太陽と光
    C) 水と豊穣
    D) 縁結びと和解
    答え: A) 戦いと勝利

上級編(難しい問題)

  1. 香取神宮と鹿島神宮の両社に共通する役割として正しいものは次のどれですか?
    A) 武神信仰の中心として、武士たちに崇拝された
    B) 日本最古の天文観測所としての役割を担った
    C) 海上安全の祈願所として機能した
    D) 神仏習合の中心地として知られた
    答え: A) 武神信仰の中心として、武士たちに崇拝された
  2. 鹿島神宮に伝わる「要石(かなめいし)」は何を示すものですか?
    A) 大地を鎮める役割を持つ石
    B) 武甕槌神の力を封じ込めた石
    C) 地震を防ぐための象徴的な石
    D) 太陽と月の調和を示す石
    答え: A) 大地を鎮める役割を持つ石
  3. 平安時代に香取神宮が中央政権から重視された理由として正しいものはどれですか?
    A) 武士の力を統制するため
    B) 東国の守護神として祀られたため
    C) 天皇家の軍事的な象徴とされたため
    D) 大規模な農業神事を行ったため
    答え: B) 東国の守護神として祀られたため

超難関編(非常に難しい問題)

  1. 香取神宮と鹿島神宮の関係が特に強調される理由として正しいものは次のどれですか?
    A) 経津主神と武甕槌神がともに天孫降臨を支えた神であるため
    B) 両神宮がともに神武天皇の東征を支えた歴史を持つため
    C) 経津主神と武甕槌神が出雲の国譲りにおいて共に派遣された神であるため
    D) 両神宮が常陸国と下総国を結ぶ経済の中心地であったため
    答え: C) 経津主神と武甕槌神が出雲の国譲りにおいて共に派遣された神であるため

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